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脅迫事件から暴行疑惑、薬物使用まで……日韓芸能界の共通点は意外と多い!?

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 年の瀬が迫る昨今、ちまたでは今年の芸能界10大ニュースなどで騒がしいが、それは韓国も同じだ。「2014年芸能界総決算」「今年を騒がせた芸能界10大ニュース」「今年のベスト&ワースト」などと銘打って、さまざまなニュースがプレイバックされている。


 面白いのは、日本の芸能界と類似する出来事が韓国でも起きていることだろう。例えば芸能人の脅迫事件。日本では眞鍋かをりのブログに「殺してやる」と書き込んだ男が脅迫容疑で逮捕されたが、韓国ではハリウッドでも活躍する俳優のイ・ビョンホンが、女性新人アイドルグループのメンバーと元モデルから、ワイセツ動画をネタに50億ウォン(約5億円)を恐喝された。逮捕された2人は、懲役3年を求刑されている。

 人気男性タレントのショッキングな事件も起きた。日本では山下智久が六本木で男女グループと口論になり、10月に器物損壊容疑で書類送検されたが、韓国では元アイドルで現在は俳優しても活躍するキム・ヒョンジュンが、8月に元恋人から「2年間の交際中に何度も暴行を受けた」として告訴された(その後、元恋人が告訴を取り下げた)。山下とキム・ヒョンジュンは日韓のファンたちの間で顔が似ていることで有名だったが、2人そろって暴行容疑にさらされるとは、なんとも奇遇で皮肉な話である。さらに、ミュージシャンの薬物問題で揺れたという点でも、日韓芸能界は共通する。日本では5月に人気歌手ASKAが覚せい剤使用で逮捕されたが、韓国では6月に2NE1のパク・ボムの薬物密輸疑惑が浮上。4年前にアンフェタミンの密輸容疑で処分を受けていたことが明るみになった。アメリカ在住時の処方経験から処分は立件猶予にとどまったが、2NE1が所属するYGエンターテインメントは、2011年にもBIGBANGのG-DRAGONが大麻吸引で摘発されているだけに、メディアやファンから「所属ミュージシャンの管理不足」を厳しく指摘されたほどだった。

 脅迫事件から暴行疑惑、さらには薬物使用まで、似たようなスキャンダルでにぎわった日韓芸能界。まさに“同じ穴のムジナ”といったところだが、とある韓国スポーツ紙の芸能記者は、逆にこう胸を張る。

「韓国芸能界は脅迫、暴行、薬物だけじゃない。今年は1月に女優ソン・ヒョナが“性売春”斡旋疑惑で起訴されたし、チャン・グンソクやソン・ヘギョの脱税問題も発覚した。9月には5人組ガールズグループのLADIES’CODEが乗った車が交通事故を起こしてメンバー2名が亡くなり、9月には少女時代のジェシカの脱退騒動も起きた。日本では人気女優のSEXスキャンダルや人気タレントの脱税疑惑はないし、例えばももクロが交通事故を起こしたり、AKBが脱退騒動に揺れることもないでしょ?」

 日本と同列に扱われることが気に食わないのか、それとも韓流はスキャンダルでも日本の芸能界より格上とでも言いたいのか。こんなコメントにも、韓国の国民性が見て取れる。

 ともかく今年も韓国芸能界は事件続出だったわけだが、醜聞は自慢にもならない。むしろ日本芸能界よりも韓国芸能界のほうが、いびつなようにも映る。日本での韓流ブーム低迷のワケは、ひょっとするとそんなところにもあるのかもしれない。

最終更新:2014/12/22 12:39
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