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10年ぶり映画化で完全終了の『あぶない刑事』鷹山・大下の“殉職シーン”は見られるのか

abunaideka0206s.jpg『あぶない刑事 フォーエヴァーTHE MOVIE』(バップ)

 舘ひろしと柴田恭兵による人気ドラマシリーズ『あぶない刑事』(日本テレビ系)が、いよいよ完全終了することになった。東映が2日、同シリーズ10年ぶりの映画化となる『さらば あぶない刑事-long good-by-』の製作を発表。来年公開予定の同作がシリーズ最終作となる。

 1986年に放送開始した『あぶ刑事』は横浜を舞台に、港警察署捜査課の刑事コンビ・鷹山敏樹(舘)と大下勇次(柴田)の活躍をコメディタッチで描く刑事アクションドラマ。視聴率10%台前半からスタートしたが、回を重ねるごとに人気を集め、87年9月の終了時までには20%を超えることもしばしばだった。視聴者の好評を受け、88年からは続編『もっとあぶない刑事』がスタートし、こちらも視聴率20%超えを連発。これまでにスペシャルドラマの制作や6度の映画化が行われてきた。

「ファッショナブルでオシャレ、当時の流行語でいえば“トレンディー”な刑事ドラマでした(笑)。当時のバブルの風潮とマッチして、一世を風靡しました。刑事ドラマの1つの定型を確立したといえるでしょう。しかし、スタートから約30年、舘も柴田も還暦を過ぎた60代です。一般的には初老ですからね。最新作ではこれまで通りのキャラが通用するのか、少々不安です」(芸能ライター)

 舘は出演オファーを打診された際、バイクにまたがっての銃撃シーンといった十八番のバイクアクションもまだ可能だと応じたそうだが、最新作では2人の実年齢に合わせ、定年退職前の時期が描かれるという。ファンにとっては、タカとユージの2人が定年退職を無事迎えることができるのか、それとも殉職してしまうのかが、興味の焦点になるだろう。

「『あぶ刑事』は87年に初めて映画化され、26億円の興収で大ヒットを記録しました。翌年も翌々年も映画化され、それぞれ18億円、12億円の興収で、東映のドル箱映画となりました。しかし、96年に公開された第4作は興収が9億円と、10億円を割りました。一般的に興収10億円がヒットの基準とされているので、不入りだったと言っていいでしょう。2005年公開の前作『まだまだあぶない刑事』に至っては、興収8億円まで落ち込んでいます。低迷の原因として4作目以降、設定が荒唐無稽であったり、シリーズの世界観が時代に合わなくなってしまったことが指摘されています。いずれにせよ、“あぶ刑事”は、もはや人気シリーズとはいえないのです。そんな中でのシリーズ最終作ですから、それほどの成績は期待できないかもしれませんね」(同)

 果たして、シリーズ最終作で“有終の美”を飾ることができるのか――。

最終更新:2015/02/09 17:00
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