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亀梨和也はよくやった! 差別用語&タブー連発の舞台演出がヤバすぎる!!

kamenashi0819.jpg画像は、「青い種子は太陽のなかにある」公式ページより

 KAT-TUNの亀梨和也が舞台初主演を務めている「青い種子は太陽のなかにある」(30日まで、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホール。9月4日から大阪のオリックス劇場)がすごい。タブーなき舞台は、制作陣の信念と亀梨の本気度が現れていると評判だ。

 同舞台は今年、生誕80年の劇作家、故・寺山修司さんが残した幻の戯曲。演出は蜷川幸雄氏、音楽は松任谷正隆氏という超豪華で硬派な作品だ。

 若いジャニーズファンにはなじみが薄いかもしれないが、寺山氏は1960年代に演劇実験室「天井桟敷」を結成。旗揚げ公演の際には、「見世物小屋の復権」をうたい、過激で扇情的かつ怪奇的な演劇を見せ、日本に小劇場ブームを巻き起こした。

 寺山氏は1983年に亡くなるまで、詩、小説、劇、映画など膨大な作品を残したが、今作はその中でも最も過激だったであろう1963年、28歳のときに書いた戯曲だ。

 パンフレットによると、浮浪者や夜の女たちが集まるスラムに文化住宅を作り、彼らを住まわせるという計画を市役所が立てる。しかし、建設中に朝鮮人作業員が転落死した際に、現場監督や市役所の人間たちは死体を土台のコンクリートに埋め込んでしまった。その現場を目撃した亀梨演じる「賢治」は、人権擁護委員会に訴えるも無視される。賢治は文化住宅に出資している代議士に訴えるが、口封じ代わりに代議士が経営する会社に就職するという条件を持ち掛けられ、それを飲んでしまう。アパートの建築は終わり、いよいよ入居の日を迎えるが…。

 観劇した芸能関係者は、「50年以上前の作品だから、今では聞かれない差別用語が多く聞かれました。『三国人』『乞食』『チョン』『めくら』などなど。蜷川さんほどの国際的な実績と、過去のシェイクスピア作品などですさまじいまでの差別語を使ってきた経歴がなければ、演劇化は不可能だったでしょう。しかし、ここまでやらないと寺山さんの世界観は出せない。蜷川さんから指名されたから出演拒否できないとはいえ、亀梨もよくやりましたよ」と指摘する。

 過激なのは言葉だけではない。

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