本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

『紅白』近藤真彦・松田聖子のトリに疑問符「また中森明菜を追い込むのか」

masahiko1228

 今年の『NHK紅白歌合戦』の白組と紅組のトリが、近藤真彦と松田聖子に決まったとを聞いて、悪い冗談か? それとも、紅白のスタッフはデリカシーのかけらもないのか? と耳を疑った。

 マッチと聖子はアイドルとして人気絶頂期、マッチの恋人であった中森明菜を自殺未遂に追い込んだ過去を持つ。その2人を紅白のトリにするということは、いまだにマッチとのことがトラウマになっている明菜を精神的に追い込むことになるのではと危惧するのは筆者だけだろうか。

 今から約30年前、マッチはデビュー間もない明菜と熱愛。ジャニーズ事務所のパワーを恐れてスポーツ紙やワイドショーはネタにしなかったが、2人がスケジュールの合間を縫って、明菜の自宅マンションで逢瀬を重ねていたことは、女性誌「微笑」(祥伝社/すでに休刊)が逐一報じていた。2人の関係は公然の事実だったのだ。

 一方、聖子は神田正輝と結婚。長女の沙也加を出産後、“世界進出”にチャレンジ。単身渡米して、表向きはレッスンや英会話の勉強に励んでいたというが、実際は遊び回っていた。そして、その男好きぶりはマッチにも向き、1989年2月、写真週刊誌「フライデー」(講談社)に、聖子とマッチがニューヨークのホテルのラウンジで寄り添う写真が掲載されて、“ニューヨーク密会”と報じられた。記事は、たまたま会っただけのような書かれ方でスキャンダラスな内容にはなっていなかったが、真相は違っていた。聖子が、明菜からマッチを寝取ったというのが真相だったのだ。

 当時、聖子は大手芸能プロ・サンミュージックに所属。フライデーから「マッチとの写真を撮った」という連絡を受けて、2年前に亡くなった、当時サンミュージック社長だった相澤秀禎氏が、急遽ニューヨークに飛んで「フライデー」サイドと話し合い、致命的なスキャンダルに発展しないような写真を掲載することで話をつけたという。

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