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サッカーロシアW杯予選A組は、ある意味“世界最悪”?「アジアの悪いところを全部集めたグループ」

 12日、2018年ロシアW杯最終予選組み合わせ抽選会が行われた。組み合わせは以下の通りだ。

●A組
イラン、韓国、ウズベキスタン、中国、カタール、シリア

●B組
オーストラリア、日本、サウジアラビア、UAE、イラク、タイ

 A組とB組に別れホーム&アウェイで総当たり戦を行い、それぞれ2位までがW杯出場決定。各組3位がプレーオフを戦い、勝者方が北中米カリブ海(4位)との大陸間プレーオフに挑むかたちとなる。

 この組み合わせを見る限り、日本は間違いなく抽選に恵まれたといえるだろう。A組は、その実力もさることながら、ピッチ外での“めんどくささ”も最悪と言えるからだ。


「日本は本当にラッキーだったと思いますよ。まず、A組のイランは、今アジア最強ともいわれるチームで、単純に実力が高いですね。次の韓国は、日本への過度なライバル意識で実力以上のものを出してきます。しかも、2002年W杯での審判買収の八百長が明らかになり、言うなれば前科持ち。絶対にやりたい相手ではありません。中国は、反日感情からアウェイでの戦いは危険です。過去のアジアカップでは、君が代にブーイング、ピッチに物を投げる、バスを取り囲む、日の丸を燃やすなど、W杯予選で当たったら何をされるかわかりませんよ。カタールは、2022年のW杯自国開催をお金でなんとかした国。自国開催まで出場経験なしでは示しがつかないので、審判への圧力をかける可能性があります。そして、シリアは御存じの通り二次予選で日本の山口蛍の顔面を破壊したラフプレーに走る国です。もうあんな悲劇は二度と繰り返したくないですよね。ファンからは『A組は札束の闘い』『ある意味世界最悪』『アジアの嫌な部分を詰め込んでみましたってグループだな』と、A組に日本が入らなかったことに安堵する声であふれていますよ」(スポーツライター)

 アジアは、世界で最もサッカーのレベルが低い地域といわれている。確かに、欧州や南米はもちろん、北中米とアフリカにもアジアは劣っているだろう。しかし、気温やピッチ外の環境の悪さ、世界最低レベルの審判、洗練されていないがゆえのラフプレー、さらに極東の日本からすれば、移動距離の長さなど、ほかの地域にはない厳しさがアジアには存在する。だが、今回はそういった面倒な要素が圧倒的に少ない。日本代表には、しっかりと実力を発揮してもらって、気持ちよくW杯出場を決めてもらいたい。
(文=沢野奈津夫)

最終更新:2017/03/28 17:31
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