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“入ってはいけない”刑務所の獄中生活とは!?『ヤバい! 刑務所体験 有名人の獄中生活』

『ヤバい! 刑務所体験 有名人の獄中生活』(宝島社)は、弊メディアを愛読する品行方正な読者なら一生立ち入らないであろう“刑務所”での獄中生活をしたためたルポだ。同社が刊行している『ヤバい!』シリーズの第2弾。今回もそのヤバさが研ぎ澄まされている。

 2003年に覚せい剤を所持・使用していたとして、覚せい剤取締法違反で逮捕された岡村靖幸。続く05年に同じ罪状で逮捕。1年6カ月の懲役ののち、復活するが08年に3度目の逮捕。こちらも覚せい剤取締法違反だった。

 そんな岡村ちゃんこと、岡村靖幸の獄中での様子を本書では、06年に北海道の月形刑務所で岡村と一緒になったという元ヤクザに取材。

「表情は暗いし、分厚いメガネをして、何よりめちゃくちゃ太ってた。二重アゴがタプンタプンでトドみたいなんだから。(中略)“あの岡村靖幸”とは全然違ってたね」

 ヒット曲を歌い、セクシーなダンスで一世を風靡した岡村とは、ほど遠い姿だったという。元ヤクザによれば、岡村が覚せい剤に手を出したのは、担当のヘアメイクから教えてもらったことがきっかけらしい。岡村は、歌舞伎町界隈のヤクザから1度に40万円ほどの覚せい剤を買い込んでいたとされる。

 シャブで捕まると、逮捕者同士で変な連帯感があるらしく、この元ヤクザも岡村の替え歌を本人の前で披露するなど、ちょっとからかうようにして交流を持とうとしたが、岡村はボーッとするだけで、常に1人でいたという。

 刑務所の生活では、ほとんどの囚人が独房ではなく共同生活を強いられる。年相応の男となれば、性欲がフツフツと湧いてくるわけで、そういった課題にはどのように対処しているのだろうか? 刑務所内では「陰部摩擦罪」というものがあり、囚人たちは禁欲生活を強いられている……ともいわれるが、どうやらそれは都市伝説であったようだ。本書で記事を執筆している、元囚人で現在は作家の影野臣直が実際に刑務所内部で見た、「受刑者遵守事項」にオナニーについての記述は認められなかったそう。むしろ「ワシは古希だから、コキまくるんじゃ!」と豪語する老囚や、同じ部屋の全員に向かって「ちょっと失礼します!」と律儀にあいさつしてトイレに駆け込む者もいたとか。

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