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フリマアプリ「メルカリ」のゲームアカウント売買容認に違法性はあるのか? 弁護士に聞いてみた!

1610_merucari.jpgフリマアプリ「メルカリ」公式サイトより。

 誰でも簡単にショッピングを楽しめるフリーマーケットアプリ「メルカリ」。スマホで手軽にファッションアイテムや雑貨、家電、本やマンガなど、幅広い商品の出品、購入が行えることから、若者や女性を中心に利用者が拡大。先月には日本国内でのダウンロード数が3,500万、アメリカ版は2,000万を超え、日米合計で5,500万ダウンロードを突破する大ヒットサービスだ。

 しかし、今このアプリで『ポケモンGO』などの人気ソーシャルゲームのアカウントやゲームアイテムが売買されており、各ゲームの運営元が禁止している「リアルマネートレード」が横行。物議が醸されている。

「メルカリ」の利用規約を見ると、「第9条 商品の出品」には、法令に違反する商品や偽ブランド品、金融商品など、出品が禁止されている商品が記されており、その中には、「(15) 物品ではないもの(情報、サービスの提供、会員権などの権利を含むがこれに限られないものとします)」という記述がある。電子データであるゲームアカウントやゲームアイテムなどはこれに該当するはずなのだが、「メルカリ」を見てみると、『ポケモンGO』や『Fate/Grand Order』、『モンスターストライク』、『白猫プロジェクト』などの人気ゲームのデータが出品されているのだ。

“出品禁止商品”であるゲームデータが出品されている現状について、「メルカリ」側は公式Twitter(@mercari_jp)で、「多くのお客さまからご要望をいただき、現在『電子データ類』の出品は可能になっている」と説明。

 しかし、ほとんどのソーシャルゲームの運営元が、アカウントやゲームデータなどの売買を禁止している。実際に『ポケモンGO』のトレーナーガイドラインでは、「アプリ上での売買アカウントの販売や交換。もし不正行為の疑いがある方を発見した場合は、ヘルプセンターから連絡してください」との記述があり、『Fate/Grand Order』も利用規約の「第14条 禁止事項」で「(7)本アプリの内外を問わず、アカウント並びにアイテム、仮想通貨及びゲームデータ等を現金若しくはこれに類似するものにより売買し、又は交換取引をする行為」と注意を呼びかけており、こういった違反者にはアカウントの剥奪や全データの抹消のペナルティが課される場合が多い。

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