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『NEWS ZERO』セクハラ報道を日本テレビが完全否定! 事実の隠蔽疑惑で問われるメディアとしての体質

日本テレビ

 元NHKの有働由美子アナをメインキャスターに据えるなど、10月から大幅なリニューアルを実施することとなった日本テレビ系『NEWS ZERO』について、9月6日発売の「女性セブン」(小学館)がセクハラ騒動を報じている。

 記事によると、同番組のサブキャスターに、同局報道局政治部の青山和弘氏が内定していたというが、青山氏が女性局員に無理やり肉体関係を迫った疑惑が浮上、被害女性が社内の“しかるべき部署”に訴えたというのだ。また、被害に遭った女性が複数いる可能性もあるという。

 そんな中、青山氏は9月1日付で報道局から経営系の「グループ推進部」に異動。『NEWS ZERO』へのレギュラー出演がなくなったのだ。

 この報道に対し、局側は青山氏の異動は認めたものの、セクハラ行為については「事実は確認できなかった」と説明。青山氏の異動はセクハラ行為が原因となった左遷ではなく、またセクハラ行為そのものもなかったとの立場を明らかにした。

 今回の一連の動きについて、ベテラン政治記者はこう話す。

「日テレは完全否定していますが、『女性セブン』だってしっかり取材をして記事にしているわけで、それほど適当なことを書いているとは思えない。裏は取っているはずで、個人的にはセクハラの事実はあったものだと認識しています」

 実際にセクハラが行われていたにもかかわらず、日テレ側が「完全否定」したとなれば、それ自体も問題となりそうだ。

「日テレが、セクハラを隠蔽しようとしていることになります。社内にセクハラの被害者がいるのに、そういった対応をとったならば、大問題ですよ。当然『女性セブン』以外のメディアも取材をしているはずなので、今後いろいろな方面から新たな情報が出てくる可能性もあると思います」(同)

 展開次第では、日テレのメディアとしての根幹を揺るがすような騒動にもなりかねない。

最終更新:2018/09/11 12:00
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