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萩原流行が“息子”への大いなる愛を叫ぶ!(前編)

080811_nagare.jpg写真・早船ケン

「サイテーな僕を救ってくれたのは、猫との出会いだった」

テレビや雑誌で見た“ペット好き芸能人”に憧れ、おしゃれを楽しむようにペットを飼う人もいる。芸能人は、なぜペット好きなのか?  口先だけではない、芸能界イチのニャンコ好き俳優・萩原流行氏に、愛する猫や、芸能界を取り巻くペット事情について聞いた。

──2002年に浜崎あゆみが火付け役となってチワワブームが起こったように、芸能人をきっかけにして、ペットに流行が生まれるケースもあります。また、最近では“ペット好き”が高じて(という建前で)、ペット服のブランドや愛犬の写真集をつくったり、有料でペットの名付け親になったり、自身のビジネスに生かす芸能人も少なくありません。大の猫好きとして知られ、現在も2匹の猫と暮らす俳優の萩原流行さんですが、まず、どうして芸能人にペット好きが多いのか、お尋ねしたいのですが。

萩原 ん~、単純に友達がいないからじゃないの? 少なくとも僕はそう。僕は、動物ならなんでも好きだよ、人間以外は(笑)。犬でも猫でも馬でもなんでもそうなんだけど、彼らの要求するものはただひとつ、「愛情」なんだよね。確かにご飯は欲しがるけど、ご飯をあげる人間の愛情によって彼らは生きてる。肉欲とか金銭欲とか、どうして神様は人間に不必要なオプションを付けたんだろうって、
不思議に思うね。

──流行さんは、自身のホームページ内にある「小鉄日記」で、一番最初の愛猫・小鉄くん(オス/01年に他界)の気持ちになって日記を書かれていますね。それほどまでに小鉄くんの心を理解し、深い絆で結ばれていた“2人”ですが、最初から猫はお好きだったんですか?

萩原 いや、小鉄と会うまでは犬派だったんだよ。実際、小学5~6年生の頃まで犬も飼ってたし。その犬はトミーという名前で、毎晩一緒に寝るほど可愛がっていたから、亡くしたときは本当につらくて……「もうこんな経験は二度としたくない!」って思った。それで、小鉄と出会う31歳のときまで動物とは暮らしていなかったんだけど、ある日仕事から自宅のマンションに帰ったら、カミさんが片手に載るくらいの大きさの子猫を抱いていたんだ。あの頃、西荻窪(東京)にいかがわしいペットショップがあって、彼女はそこが嫌いだからいつも避けて通っていたのに、たまたまその日は通っちゃったらしいのよ。そしたら、店先で「1匹3000円」って書かれたケージに、生後2カ月の子猫たちがギュウギュウに詰められていて、その中の1匹がすごい眼力で彼女を見て離さなかったらしい。それが、小鉄との出会い。

──小鉄くんと暮らすようになってから、一番実感したことはなんですか?

萩原 それまで猫に対して「目が怖い」ってイメージがあったんだけど、小鉄によって初めてその理由がわかった。猫って、目が合った人間が腹の中で何を考えているかがわかるんだよ。僕が映画の撮影で1カ月間家を空けることになったときも、出発の前夜に「しばらくお別れだから寝かしつけてやるか」と思って小鉄を撫でていたら、僕の目をジーッと見て、なかなか眠らないの。結局、あのときは2人で見つめ合ったまま朝を迎えちゃった(笑)。きっと僕が遠くに行くのがわかっていて、心配だったんだろうね。ホント、猫ってすごい。犬も同じ能力を持っているけれど、彼らは表面に出さないんだ。犬にとって僕らは「ご主人様」だけど、猫にとってはただの「共同生活者」、もしくは「召し使い」だから。いろいろな本で猫の歴史をひもといてみたんだけど、世界中で猫は“特殊な能力を持った存在”として扱われてきているんだよ。日本では猫の妖怪“化け猫”が出てくる伝説や怪談があるし、西洋では黒猫が魔女の化身として魔女狩りの対象にされていたでしょ? エジプトなんか、バステトという猫の神様を奉っているくらいだし。現代で猫はペットとしてすっかり定着しているけど、今もそういった不思議なパワーを宿しているはず。

──どうして、そう思われるのでしょうか?

萩原 だって、どんなにクタクタになって帰ってきても、小鉄がひざの上に載るとスーッと疲れが取れていったんだもの。あれは僕が背負ってきたイヤなものを、小鉄が吸い取ってくれていたんだよ。それでいて、僕が考えごとに集中しているときなんかは、決して近寄ってこなかったしね。よくワガママ女のことを「猫のようだ」なんて比喩したりするけど、とんでもない! もし本当に“猫のような女”がいるなら、僕は結婚したいくらいだよ。ワガママ女となんか一緒にしたりするのは、猫に失礼!(笑)

後編へ続く/構成・アボンヌ安田/「サイゾー」9月号より)

はぎわら・ながれ
1953年、東京都生まれ。高校卒業後、劇団「ザ・スーパーカムパニイ」に所属。73年初舞台。つかこうへい事務所を経て、83年フリーに。現在はオーケープロダクションに所属し、舞台、テレビ、映画を中心に活躍中。10月16~22日、池袋あうるすぽっと(東京)にて舞台『貴婦人の帰還』に出演。また、今秋には映画『Famille~フランスパンと私~』も公開予定。家族構成は、人間の妻、ツルちゃん(三毛猫のメス)、ター坊(三毛猫のオス)。〈公式サイト〉http://www004.upp.so-net.ne.jp/nagare/

THE LIVING DEAD

泣ける猫(6曲目)。

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最終更新:2008/08/19 17:05
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