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“外務省のラスプーチン”佐藤優 異例のテレビ出演はバーター?

sanprosatomasaru.jpg佐藤氏が出演した『サンプロ』HP

伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ギョーカイの内部情報を拾い上げ、磨きをかけた秘話&提言。

 佐藤優──。かつて「外務省のラスプーチン」と呼ばれ、現在では活字メディアで活躍中の文筆家だ。

 佐藤は現職外務事務官だった2002年、鈴木宗男の受託・あっせん収賄事件に絡み背任容疑で逮捕・起訴されたが、これを”検察による国策捜査”と主張、無罪を訴え現在でも最高裁に上告中だ。

 一審判決後、本格的に執筆活動を始めた佐藤だが、『国家の罠』(新潮社)がベストセラーになり、以降数多くの著作を次から次へと出版、また数多くの雑誌、新聞に連載を持つ売れっ子文筆家となった。

 その活躍はメディアジャックという言葉さえ思い浮かぶほどだが、しかし佐藤はこれまでなぜかテレビ出演をしていない。その理由を佐藤ウオッチャーでもある某評論家はこう語る。

「オファーはかなりあったと思いますが、テレビという媒体に不信感があるのでしょう。また佐藤さんは声も高く、早口、ルックスもテレビ向きではない、と自身が話していたこともあったようです。頭のいい人ですから、テレビ出演は何のメリットがないと判断したのでしょう」

 ところが今年に入り、佐藤はテレビに初出演し話題になっている。それが1月24日放映の『サンデープロジェクト』(テレビ朝日系)だ。

「『テレビ初登場! 佐藤優 オバマ大統領を大解剖』と大々的に銘打っての出演で、これには私も驚きました」(前出評論家)

 しかも、この初テレビ出演をめぐり、裏で『サンプロ』司会者である田原総一朗とのバーターがあったのでは、という噂まで囁かれている。

「というのも、佐藤は『神保町フォーラム』というメディア勉強会の運営委員をしているのです。ジャーナリストの魚住昭氏や作家の宮崎学氏など多くのメディア関係者が集い、講演などを主催しているものですが、ここで『田原総一朗ノンフィクション賞』を立ち上げた。今年7月末日が第一回の応募締め切りの賞ですが、これを『フォーラム』の目玉の一つにしたい。そのため田原に協力してもらう見返りに、一度だけのテレビ出演をOKしたと言われているのです」(前出評論家)

 また佐藤と田原は昨年末、対談集「『第三次世界大戦』(アスコム)を出版するなど、関係を深めているという。

「お互いがお互いを”使える”と思った結果でしょう。なんだか二人は妙に気が合うようです」(雑誌編集者)

 メディア界のすごい組み合わせ(カップル)の誕生かも。
(神林広恵)

噂の女 (幻冬舎アウトロー文庫)

『噂の眞相』名物デスクの衝撃告白

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最終更新:2009/03/06 19:00
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