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音楽業界の力学に異変!?  主導権はレコード会社からマネジメント事務所へ

greeeen_kiseki.jpg「キセキ」NAYUTAWAVE RECORDS

 音楽業界内で、マネジメント事務所の存在感が増しているという。バンドや歌手といえば、これまでは所属するレコード会社名をつけて「ソニーの○○」などと呼ばれることが一般的であった。しかし最近では、レコード会社よりも、事務所の名を冠して呼ばれることが増えているそうだ。

 数あるマネジメント事務所の中でも、ここ数年で急成長を遂げているのが、仙台に拠点を置く「エドワードリミテッド」だ。同事務所には、モンキーマジックのほか、キマグレン、GReeeeNなどが所属。いずれも、短期間で人気アーティストの仲間入りを果たしている。

「エドワードリミテッドの場合、所属アーティストのほとんどがヒットを出しており、これは業界内で驚異的な実績と見られています。マネジメント界では従来、 “一つの人気グループに、多数の売れないアーティストがぶら下がっている”のが一般的でしたからね。同社は、現在最も宣伝力のあるといわれるエイベックス、ユニバーサルなどのレコード会社を通してアーティストを売り出すなど、そのプロモーション戦略にも注目が集まっています」(レコード会社関係者)

 他には、山崎まさよしやスガシカオなどが所属するオフィスオーガスタあたりが、有力なマネジメント事務所として挙げられる。現在放映中の「ウコンの力」の CMでは、人気者の山崎まさよしに加え、ユニット仲間の杏子や元ちとせも出演し、”事務所の力が効いたか?”と話題を呼んだ。

 また、上記の2社にかぎらず、有力なマネジメント事務所の多くは、アーティストの管理業務にとどまることなく、音源やコンサート制作のイニシアティブを握る傾向があるという。さらには、CD流通等のレコード会社機能をグループ内で備えるケースも増えている。

「マネジメント事務所の台頭には、音楽配信の発展も少なからず関係しています。原盤権や出版権をしっかり押さえておけば、仮にCDの売り上げが落ちても、音楽配信等で利益をしっかり確保できますから。また、音楽制作における権利ビジネスの側面が強くなれば、所属事務所の発言力が増すのは必然です。一方で、エイベックスやソニーなどは、グループ内のマネジメント機能を拡充することで、実績を伸ばしています」(同前)

 流通ルートの多角化に伴い、CD流通やプロモーションに重きを置く従来タイプのレコード会社の地位は相対的に低下している。そうした中にあって、音楽制作に積極的に関与するマネジメント事務所の力はさらに増していくと見られる。CD購入の際は、所属事務所名をチェックしてみてはどうだろうか。
(文=玉井光太郎)

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キセキ(通常盤)

音楽業界のキセキ。

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最終更新:2009/04/04 08:00

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