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【元木昌彦の「週刊誌スクープ大賞」第16回】

エリカ様パンツ丸出し! 奄美でいったい何をしていたのか!?

rave_erika.jpg「フライデー」10月30日号

部数低迷が叫ばれ、その存在意義が問われども、テレビや大手新聞が”書けない”真実を暴く週刊誌ジャーナリズム──。毎週発売される各週刊誌の中から、伝説の編集長・元木昌彦が選りすぐりのスクープ大賞を認定!!

●第16回(10月14日~10月19日発売号より)

第1位
第1位「独占 沢尻エリカ『奄美レイヴ・パーティ』キメ写真」(「フライデー」10月30日号)

第2位
「誰も言い出せない阪神・金本の引退」(「週刊現代」10月31日号)

第3位
「どうしたんだ!民主党」(「週刊朝日」10月30日号)


「独占スクープ 一緒に旅行も 滝川クリステルと中田英寿 熱愛交際」(「週刊現代」10月31日号)


「『野村沙知代』が激白する『楽天球団の冷たい仕打ち』」(「週刊新潮」10月22日号)

次点「『世界救世教』に馳せ参じた『藤井裕久財務大臣』と民主党12人衆」(「週刊新潮」10月22日号)

 今週は、大きなスクープ記事はないが、そこそこ読ませる記事が多かった。次点の記事は、「世界救世教」という宗教団体の管長を務め「世界救世教いづのめ教団」の理事長でもある渡辺哲男氏が、去る10月10日に新宿高田馬場に建設した「いづのめ東京ビル」の竣工式に、藤井裕久財務大臣をはじめ、12人の民主党議員が顔を見せたというものだ。

 私もこの教団については少しばかり知っているが、創価学会のような数はないが、集金力はすごく、そのために内部での権力争いが絶えなかった教団である。

「特定の宗教団体の会合に出席するというセンスは旧来の自民党の体質と同じ」(白鴎大学石村耕治教授) 

 こうしたことは新聞は書かない。週刊誌がきちっとフォローするのはいいことだ。

 3位には3本選んだ。CSを堂々勝ち抜いた楽天・野村監督の去就があちこちで取りあげられているが、やはり新潮のサッチーこと野村沙知代さんの話がいちばん読ませる。楽天・三木谷浩史氏の冷酷非情ぶりは沙知代さんから聞いてはいたが、功績のあった人間をこうした形で辞めさせるのは、楽天という会社全体への信頼感にもヒビが入りかねないと思うのだが。

「結局、今回の解任で、主人はベンチの中で死に損ね、野球人としての死に場所を永遠に失ってしまったことになるんですかね?」

 野球をとったらゼロだという夫のことを思う心情がよく出ている。

 現代の滝川クリステルと中田英寿熱愛記事は、残念ながら推測報道に過ぎないが、目撃談で、中田のほうが滝川にお熱だというのが微笑ましい。

 同じ年の人気者のゴールインはあるのか。ちょいと気になる話ではある。

 朝日の記事は、来年度の一般会計の概算要求が、麻生政権時代の当初予算を軽く上回り、95兆円を超え、赤字国債の発行額も過去最高になりそうだということについて、山口編集長と担当記者が話し合っている。

 鳩山由紀夫首相が15日「赤字国債の発行が国民の批判を受けるのならマニフェストの一部をやめることもあり得る」という趣旨の発言をしたことに、「編集長 あの発言はひどかった。まるで脅しだ。国債批判するならマニフェストをやらないぞって言うような。国民に判断を投げるというのは責任放棄だろう」と怒る。

 確かに、政権交代のキモは予算の組み替えにあるはずだ。鳩山首相のいう「コンクリートより人の命を大事にする政治を」が、公共事業にメスを入れることなく先送りされようとしている。朝日だけではなく、親民主党派の現代までもが「霞ヶ関に乗っ取られた新政権 鳩山政権『役人の勝ち』」という特集を組んでいる。このままでは、鳩山首相の蜜月相手は、幸夫人だけになってしまうかもしれない。

 第2位の、阪神金本への「引退勧告」は、現代らしい企画記事である。以前からいっているように、現代、ポストは木曜日校了だから、生ネタは入らない。そこで、独自の企画で耳目を集める記事を作らなくてはならないのだが、これなどは、そのいい見本の記事である。

 年俸5億5000万円、41歳で、今期、打率261、91打点、21本塁打と振るわなかったアニキはもう「限界」だとバッサリ。年齢的にも、動体視力の衰えもあり、本人も「ヒザと腰はボロボロなんや。70歳の体なんや」と認めている。いかなる大選手でもいつかは必ずくる「引退」の時期。来期、優勝を目指すのなら、若手を優先する新陳代謝が必要ではないかと書いている。しかし、長嶋も王も「気力」の衰えを感じて引退を決意したが、金本アニキに、気力の衰えは見られないと思うのだが。アメリカ映画に「打撃王」という名画がある。「ヤンキースの誇り」といまでも慕われるルー・ゲーリッグの物語である。

 数々の記録を打ち立て、野球一筋に生きてきたルーに30代半ば、筋萎縮性側索硬化症という難病が襲う。手が震え、歩行も困難になり、自ら監督に申し出てベンチに引っ込み、引退するまでをゲーリー・クーパーが感動的に演じている。享年37歳。さて金本アニキはどうするのか。

 第1位は、文春の「女が嫌いな女2009」でも堂々3年連続1位になったエリカ様の奄美でのセクシー写真である。

 7月、皆既日食を見に奄美へ行った沢尻エリカ様が、そこで開催されたレイヴ・パーティに参加したときの、下着丸出しのレア写真。

 所属事務所から突然解雇されたエリカ様に、本当にクスリ疑惑はあるのか。写真から、かなりのハイテンションであることは伺えるのだが。
(文=元木昌彦)

motokikinnei.jpg撮影/佃太平

●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。

【著書】
編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか

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最終更新:2009/11/02 19:14
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