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【退屈巡礼】vol.27

モヤモヤした後味がたまらない!? 伊豆の亀族館「アンディランド」

この退屈なご時世に、退屈しのぎに退屈そうな場所に行ってみるシリーズ【退屈巡礼】。第27回は、爬虫類シリーズ第二弾。伊豆にある「アンディランド」を訪ねてみました。アンディランドの様子はこちらから

 前回このコラムでワニばかりの「熱川バナナワニ園」を紹介しましたが、今回も伊豆・爬虫類シリーズ(?)でカメ。以前「ジャパン・スネークセンター」も紹介しているので、日本のどこかにトカゲしかいない展示施設がありましたら、爬虫類専門館コンプリートのため、すぐに取材に伺いたいと思います。

 という話はさておき、そんな爬虫類の中でも……というよりは、あらゆる生き物の中で最も「のんびり」というイメージの強いカメ。そんなカメしかいない施設があるとなると、ユルさを期待して向かわないワケにはいきません。その施設の名前は「伊豆アンディランド」。水族館ならぬ”亀族館”ですよ。「きぞくかん」という読み方もなんだか優雅でいいですね。

 それにしても驚かされるのが、その建物の立派な外観。正直なところ、「カメしかいない」と聞いてわりと小規模なものを想像していましたが、まったくそんなことはありません。そして中の展示もとにかくカメ、カメ、カメ! なワケですが、世界中のカメが約100種類、たいへん管理の行き届いた環境で展示されております。中でも世界最大級のカメであるアルダブラゾウガメは、おそらくこんなに飼育しているところは他に無いだろうという数。一緒に記念撮影もできる(小さな子供なら背中に乗ることも可能)ので、興味のある方はぜひ。他にもとにかく、どのカメもだいたいのんびりしているので、気持ちが癒されることは間違いありません。そして園内のあちこちにある、なんともユル~いタッチのイラストや案内板が、さらに脱力ムードに追い打ちをかけます。

 ……とまぁ、全体的にほんわかした空気のアンディランドにおいて、唯一の熱くなるポイントが、毎日開催されております「かめレース」。名前はやっぱり脱力ムード満点ですが、10頭のカメによるレースは一口100円の単勝式レース(ただし賞金の配当ではなく賞品がもらえる形式です。念のため)となっておりまして、お遊びとはいえ賞品が懸かっているせいか、いつの間にか見ている人たちが勝手にエキサイト! といってもカメの方は落とし穴から出てこなかったり、レースを放棄して日なたぼっこをはじめたり……とマイペースそのもの。話によると、最長でゴールまで1時間かかったレースもあるそうなので、気長に見守りましょう。

 あと、B級スポットとして見逃せないのは、まったくカメとは関係なしに、唐突かつひっそりと佇んでいる「三界の美術館」なるコーナー。「地獄界」「極楽界」「霊界」と3つの世界が描かれ……と、なんといいますか、かなりアレな感じのエリアなので、お好きな方にはたいへんオイシイ展示かと思われます。なんといっても「霊界」は、あの丹波哲郎氏のプロデュースですからね。

 さらにおみやげコーナーはもちろんカメグッズが大充実なのですが、ここにも(たしかにカメではあるけれど)スッポンの精力剤の一角があったりして、穏やかな中にちょっとだけギラギラしたところもある、なんともモヤモヤした後味がたまらなくステキなスポットなのでした。

建物外観。正直、想像していたよりもかなり立派な建物です。
とりあえず、入口のカメ像で中学生的な下ネタ記念撮影はお約束。
とにかく館内は世界中の亀が小さなものから大きなものまで展示されまくっております。
特に世界最大のガラパゴスゾウガメの数には圧倒されること間違いなし。
記念撮影もできますよ。
ガメラのモデルになったとされるワニガメ(これまた巨大!)の隣には
さりげなくガメラのポスターが。
通路の途中にいきなり交尾写真のパネルが……。
エサをあげたりできるふれあいコーナーもあり。
vol27-09.jpg館内のあちこちで見かける、味のある案内板も必見。
ある意味メインイベント? の名物「かめレース」
(正式名称は「エキサイティングカメレース」)。
単勝式の障害コースで、ちゃんと賞品も出るのでわりとみなさん本気です。
B級スポット的には必見? まったく亀と関係ない「三界の美術館」。
霊界ゾーンは今は亡き丹波哲郎氏のプロデュースですよ!
おみやげコーナーももちろん亀グッズ超山盛り!
ここでしか手に入らない物やレアなアイテムも多数。

ご利用の心得
・のんびりした亀に癒されるべく、ゆったりとした鑑賞をおすすめします。
・本当に(なかばシャレで鶴がいる以外は)カメしかいません。何か刺激的なものは期待しないよう。
・名物「かめレース」はぜひともご参加を! 開催時間はHPなどでご確認ください。

●あまり親切でないご利用案内

■開館時間 午前9時から午後4時30分(入館は午後4時まで)
■休館日 水曜日(祝日、春・夏・冬休み、ゴールデンウィークは営業)
■入館料 大人950円 小・中学生530円 幼児(4歳以上)320円
■所在地 静岡県賀茂郡河津町浜406-2
■アクセス 伊豆急行河津駅よりバスで4分。車の場合は東名高速「厚木IC」から小田原・厚木有料道路、国道135号線経由。
■HP <http://www005.upp.so-net.ne.jp/andyland/andy-1.html>
(取材・文=大黒秀一)

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最終更新:2014/06/19 13:13

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