『耳の穴』ウエラン・井口浩之の「コント師イジリ」と、かつてバナナマン・設楽が語った「売れ方」の話
【清野とおるの、キ○チ○ガ○イと呼ばないで】第2話「鳥盗り物語」(後編)
2012/05/17 15:00
マンガ 清野とおる キ○チ○ガ○イと呼ばないで
おじさんから5メートルほどの至近距離から、派手に「タマゴボーロ」をブンまいた……!!
さあハト、こっちへ来なさい!! こっちへ、来なさい!!!!
ここ3週間で育みまくった俺たちの友情を、おじさんに見せつけてやろうではないか!! さあハト!! うぉらハト!!
……寄ってきたのは数羽のカラスとスズメくらいで、ハトたちはおじさんの周りから動かなかった。
そんな馬鹿な……。
「タマゴボーロ」に費やした2,100円が、一瞬でパアになった。中学生にしたら結構洒落にならない大金ですよ、2,100円(※タマゴボーロ20円×10袋×21日分÷2人=2,100円)。
金だけじゃない。受験勉強に費やすべき貴重な時間も無駄にした。あと、プライド的なモノも。
いろいろなモノを失ってしまった俺たちは、放心状態でその場に立ち尽くした。