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「会社が宗教団体に乗っ取られかけたことも……」Overflow・メイザーズぬまきちロングインタビュー

ぬまきち氏 ほかのところと比べて、あまり借り入れがなかったからじゃないかと。大きな規模で借り入れてやると、揉めることが多いと聞きますが。

──経営面でいえば、今後ゲーム部門については、どういう方針を考えているのでしょうか?

ぬまきち氏 あまり考えていないのですが、今の状況でOverflowを盛り立ててというのは自分の体力的にはしんどいかな、と考えています。どういう枠組みでやるかは別として、今の路線で何かやることはありません。やりたいという気持ちはあったラディッシュシリーズの次作を作るみたいな、肩の力の抜けた小さなのはいいかもしれません。それに、『SHINY DAYS』がもう少し売れたら、要望の多い「言葉ファンディスク」は制作するかもしれません。これは、キャラデザイン・総作監のごとうじゅんじさんも、ものすごくやりたがっていますから。ただ、それらもあくまで終息のためのけじめで、次への飛躍ではないかと。

──一旦、ゲームからは離れることになるのですか?

ぬまきち氏 どうかな。よその手伝いの話ももらったりはしてますし、別にアニメゲームが作れないだけで自分が破綻するわけではないので、何かに携わるというのはあるかと思います。

──今後も、ゲーム制作に携わっていくということですか?

ぬまきち氏 自分が前面に出て何かやるということはありませんけどね。Overflowは、なんだかんだいっても「メイザーズぬまきち」が看板になっているのですが、これも意図したところではないので。

──さまざまなところで、ブランドの顔として登場していらっしゃいますが。

ぬまきち氏 最初、雑誌以外で表に出たのは『MISS EACH OTHER』(2004年発売)の時ですね。これも、意図したものではなかったんです。当初は、主演の2人組の声優の女のコの声優が表に出て宣伝していたんですが、それが広めの会場でのイベントの時に、直前になって「出たくない」と言い出して……。開場間近のところだったのでギリギリまで説得したんですけど、どうにもならないので、しょうがなくほぼ全部の時間をぶっつけで自分がゲームの紹介とかトークを。それで、人に任せることの怖さを知って、自分が控えてバックアップできるようにしなきゃダメだと思ったんです。開き直ってというよりも、人任せにしておくのが怖くて。

──表に出たことの効果は?

ぬまきち氏 お客さんとの出会いというところでは効果はありましたね。トークで語っていること自体はウェブでもなんでもできると思うのですが、それをお客さんの目を見てお客さんの質問を受けて、その触れ合えるところに価値があるんだろうなと。それに、昨今は違うかもしれませんが、直接会って話をした人はわかってくれるので。

──実際、最終作だと公表しようと思ったのはいつ頃から?

ぬまきち氏 先ほどもお話ししたように年明けのあたりで、倒産する云々ではなく、フルアニメゲームを制作していくだけの体力が会社には残っていないのは明らかでした。そこで起こったのが「AKB48事件」だったんです。

──それはいったいどういうことでしょうか?

ぬまきち氏 1月にAKB48のメンバーが、合コンや彼氏との旅行が原因で活動を辞退する事件があったじゃないですか。ウチで音響とかキャスティングをお願いしていたところが、そちらの仕事にも関わっていたんです。それで、そちらに時間を取られてしまい、土壇場でフタを開けたら「一人の声優が、6月までスケジュール取れません」と。実際のところ、音響マンのほうの連絡の不備なのか声優事務所が悪いのか、どこまでAKB48の影響があったのかはわかりませんが、たった一人の3時間分の音声が足りないので、どうにもならない状態になり、期日未定の発売延期に突入しました。ギリギリまでケンケンガクガク交渉を続けて、結局別の音響制作会社にお願いして4月には録れたんですが。それで発売を延期することになり、また運転資金の借り入れを考えなくてはならなくなりました。それで、借り入れはできるが、そこから先のスキームを考えると『SHINY DAYS』が普通に売れたとしても、しんどいなと思ったんです。それで、普段からスタッフにも話しているので、ファンにも開けっぴろげに言ってみたわけです。

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