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「GACKTだけじゃなかった!?」疑惑噴出寸前! 芸能人ファンクラブの“闇会計”問題

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 先日、週刊誌などで報道され、注目を集めたGACKT宅や事務所への国税査察部の強制調査。急な査察が入った裏には、彼のファンクラブ運営会社が運営金を脱税しているとの疑惑があるという。

 だが、この強制調査は、ひとつのきっかけにしかすぎないとの見方がある。


「GACKTの場合は金額が大きすぎたことや、今までにも事業の失敗を自身のタレント活動での稼ぎで補填してきた過去などがあるため、今回のような強制査察に踏み切ったものと思われますが、実際にはGACKTのようなケースは珍しいことではないのです」

 そう語るのは、芸能関係に詳しい某雑誌記者だ。

「これまでにも多くのファンクラブが生まれては消えていきましたが、実は会計が申告されていないケースが非常に多いんです。もちろん健全な運営がなされているファンクラブもありますが、実際は、どのファンクラブがどれだけ儲けているか分からない、非常に不透明な状態にあります」(同)

 例えば、芸能事務所のスタッフをファンクラブの専従員扱いにして、ファンクラブの運営金から事務所スタッフの給料を捻出するという手口がある。ほとんど事務所で働いているにもかかわらず、ファンクラブに籍を置くことで人件費を浮かせているのだという。

 ファンクラブ独自のグッズ販売やイベントによって発生した収益もまたしかりで、一度ファンクラブを介することで会計を不透明にし、最終的にタレントや所属事務所の懐に入れてしまうといった所得隠しが容易に行えるような仕組みが一部では出来上がっているのだという。

「もともとファンクラブは個人や有志からなる任意団体ですから、会計も任意で行われます。ファンクラブの会誌などで収支を公開することになりますが、領収書等をきちんと公開するわけではない。あくまで自己告の形です」(同)

 かつての芸能事務所の中には、このような形でファンクラブの収益を計上し、儲けを出していたところもあると、彼は語る。また、大幅な仕組みも変わっていないとみられている。

 今回の一件は、ほかの大きなファンクラブに対する査察の前哨戦なのか。しばらく芸能界の動向から目が離せなくなりそうだ。

最終更新:2012/09/21 10:00
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