日刊サイゾー トップ > 連載・コラム >  パンドラ映画館  > 禁断の蜜が溢れるSM世界『私の奴隷になりなさい』セクシーアイコン・壇蜜がすべてをさらけ出した!
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.194

禁断の蜜が溢れるSM世界『私の奴隷になりなさい』セクシーアイコン・壇蜜がすべてをさらけ出した!

watashinodoreini1.jpg官能映画『私の奴隷になりなさい』で主演デビューを果たした壇蜜。
アラサーOL香奈が美しくなったのには、人には言えない秘密があった……!

 すっぱだかなのに、どこか気品が漂う。逆に服を着ているほうが襟元からストッキングの編み目から、ドクドクとフェロモンが溢れ出す。壇蜜は不思議な女性だ。29歳でグラビアデビューした遅咲きの逸材。壇蜜が出演したイメージDVDはAmazonのジャンル別売上げトップとなり、彼女のセクシーグラビアを掲載した男性週刊誌は軒並み売上げがアップする。そして31歳にして女優デビュー&初主演を果たしたのが角川映画『私の奴隷になりなさい』。団鬼六先生亡き後のSM映画シーンに、新たにセクシーアイコン・壇蜜が降臨したかっこうだ。今まで寸止めで隠していた大切な部分を、惜しげもなくスクリーン上でさらけ出している。

 遅咲きなだけあって、壇蜜のプロフィールはかなりユニークだ。20代後半で芸能界に足を踏み入れる以前は、葬儀関係の職種に就いていたとのこと。大学卒業後に調理師免許をとり、母親と一緒に和菓子店を開くつもりだったが、出資してくれるはずだった知人が急逝。そのことから壇蜜は生命のはかなさを想い、人生の出口を見つめてみようと葬儀業界に身を置いたという。彼女の喪服姿を想像しただけで、妙に息苦しくなってくる。まさに、壇蜜は“エロス&タナトス”の化身ではないか。壇蜜という芸名は彼女自身が考えたもので“仏前のお供え物”という意味らしい。ますます、息が荒くなってくる。その他にも中学時代のニックネームが「愛人」、和菓子会社の製餡工場で汗を流しながらアンコを練っていた、医療関係の仕事にも従事、英語の教員免許を持っている、現在のライバルは「TENGA」……と数え切れないほどのエピソードを持つ。秘蔵されていたワインのごとく、豊饒な味わいを感じさせる女性である。

123
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|テレビ・エンタメ・お笑い・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

秋ドラマ後半戦! 視聴率、忖度なし全話レビュー更新

『下剋上球児』『ONE DAY』『ブラックファミリア』…最新情報
写真
インタビュー

難関のFP1級を目指すサバンナ八木の夢

 続く物価上昇に給料アップは追いつかず、個人...…
写真
人気連載

ビートたけしは有吉が嫌い!?

 年末恒例の『NHK紅白歌合戦』。今年は、故...…
写真
イチオシ記事

ランジャタイ、その夢のあとさき

 毎年、さまざまなドラマが語られる『M-1』ラストイヤー組。その中でも昨年、注目を集めたのがランジャタイだった。  特に“黒ずくめのおかっぱ”伊藤...…
写真