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テレビ辛口研究所

「すっかり司会タレント!?」“芸人”ぐっさんはどこにいった?

715saWmSjKL.jpg『(有)山口モータース』(よしもとアール・
アンド・シー)

 「あれ? そういえば、ぐっさん、どこいった?」と感じている人は、案外いるのではないだろうか。

 バラエティ番組で女芸人などが「好き」と名前を挙げることが多く、一般女性にも非常に人気があった芸人・ぐっさんこと山口智充。

 モノマネや歌、ギターなどが上手で、音楽活動も一時行っていた。しかも、何かと器用で、「イイ人そう」なイメージもあった。

 だが、2009年3月にTBS『リンカーン』のレギュラー出演者から、ぐっさんが消えたことが話題となり、以降、少しずつ露出が減っている気がする。そして、いつの間にか「お笑い」番組ではあまり見ない人になってしまった。

 もちろん今でもCMではおいしそうに麻婆茄子を食べ続けているし、今年4月からはNHKのクイズ番組『連続クイズ ホールドオン!』で、武内陶子アナと週替わりの司会者を務めているし、情報バラエティ『にじいろジーン』『笑顔がごちそう ウチゴハン』などの司会もしている。

 ただ、姿を見るのは「お笑い番組」ではないし、仕事の内容も「芸人」ではなく「司会タレント」のようである。

 いったいなぜ? お笑いウォッチャーのテレビ雑誌関係者は言う。

「ぐっさんは『好感度が高い』ことが、かえって芸人としてはアダになってしまったところがありますね。健康的で爽やかなイメージがあるので、司会に抜擢されたり、NHKなどでも重用されていますよね。実はクレイジーだったり、テキトウだったり、おバカなところもあるんですが、世間的にはどうしても優等生的なイメージでしょう? また、モノマネなど何をやっても器用でそつなくこなせますが、トークが主流になっている現在のバラエティには向かないところもあるのでは? また、ぐっさんの芸は、『お~』という感嘆の声は上がっても、笑いは起こらない。ぐっさんで笑ったことがないって人、実は多いんじゃないでしょうか」

 確かに「感心」してしまって、笑いにならないというのは、モノマネではときどきあるパターンだが……。

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