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「音楽には賛否両論だが、人柄を悪く言う人は皆無」枚挙にいとまがない、つんく♂の“いい人伝説”

41p08tNhl5L._SL500_.jpg『V3~青春カバー~』(ZETIMA)

 音楽プロデューサー、ミュージシャンのつんく♂が、ウェブ上で「人格者」だと評判を上げている。漫画家のさかもと未明がPHPのサイトに発表した、飛行機内で幼児の泣き声にいら立って航空会社や母親にクレームをつけたとの一文が波紋を呼ぶ中、つんく♂はTwitterで、15年前のバンド時代に同じような場面に居合わせたエピソードを披露。機内で恐縮する母親に「2時間泣いてたこの子が一番がんばった。エライエライ」と話しかけ、その母親を涙ぐませたという。

 つんく♂の「いい人エピソード」は枚挙にいとまがない。

「つんく♂さんの音楽には賛否両論ありますが、人柄を悪く言う人は業界内で見たことがありませんね。シャ乱Q時代も腰が低いことで有名でしたし、モーニング娘。やハロプロのプロデューサーとして成功を収めてからも、決して傲慢なそぶりを見せない。それどころか、シャ乱Qのほかのメンバーの収入を心配して動くなど、情に厚い部分もよく知られています」(音楽事務所関係者)

 つんく♂がプロデューサー業に力を入れるようになったのは、モーニング娘。が大ヒットしたからだが、本人は当初、バンド活動を中心にやっていく心づもりだったという。しかし、所属するアップフロントエージェンシー(現アップフロントグループ)が、アイドル事業に力を入れると決定するや、つんく♂はグループの方針に従うことに。

「アップフロントグループは、1970年代にアリスの事務所として台頭したヤングジャパングループが発展してできた音楽事務所です。80年代にバンドブームでヒットを出したものの、90年代には一時低迷。しかし、モーニング娘。の大ヒットで盛り返しました。同グループは、会社組織の形が変わっても幹部メンバーの結束が固いことで有名で、決して非合法活動に手を染めたわけではありませんが、業界内で『ヤクザ顔負けの結束力』と評されたこともありました。つんく♂も自分を育ててくれた事務所に恩義を感じており、いまやアップフロントグループの大黒柱ですね」(音楽マネージャー)

 もっとも、責任感から「いい人」であり続けるあまり、つんく♂が組織内プロデューサーに甘んじ、ミュージシャンとしての才能を生かし切っていない、との声があるのも事実。特にここ数年は、アイドルプロデュースで目立った成果を上げておらず、シャ乱Qをもっと大々的にやったほうがいいのでは、との指摘も出ている。

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