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やっぱり黒幕は電通だった! 五輪金メダリスト・村田のプロ転向騒動の舞台裏

 村田プロ転向計画は現在、アマ側との調整に難航しつつも、フジテレビと関係の深い三迫ジム入りを軸に最終段階に入っている。

 だが、この話にはまだ続きがある。実は4月2日に女子アマチュアボクシングの大会が後楽園ホール(東京)で開催されるのだが、この大会を主催しているのが渦中の電通。しかし、あろうことかこの大会に、電通は日連から引退勧告を受けたばかりの村田を登場させると言い始めたのだ。

 ある業界関係者はこう漏らす。

「あの大会、いまだにスポンサーが決まってないんですよ。そこで電通は、アマチュア最後の晴れ舞台として村田を出せばスポンサーもつくとアマ側に持ちかけた。ですが、山根会長は『一度去った男を、再びアマのリングに上げるわけにはいかない! もう大会も止める!』とブチ切れ。さすがに村田登場の話はすぐなくなったようですが、今まさに同大会が消滅するか否か、電通とアマ側で瀬戸際の交渉が続けられているんです」

 仮に同大会が開催中止に追い込まれることになったら、泣くに泣けないのは出場予定の女子ボクシング選手たちだろう。「しずちゃん」こと芸人ボクサーの山崎静代(梅津倶楽部)もそのひとりだ。

「同大会は昨年の全日本女子選手権の各階級の優勝者を揃えており、中でもミドル級王者の山崎はメーンイベンターとして大会最大の見どころになる予定でした。これで本当に大会が中止になれば、山崎にとって、どんなパンチよりも痛い。そもそも女子ボクサー山崎の五輪挑戦は、電通が仕掛けた壮大なスポ根ストーリー。山根会長も、電通の手による『しずちゃん物語』を、女子ボクシングの普及に貢献しているとして高く評価していた。でも、今回の件で山根会長の電通ボクシングチームに対する評価は一変。このままだと、しずちゃんのプロジェクトも、どうなるかわかりませんよ」(某ボクシング関係者)

 村田プロ入り騒動の思わぬ余波。一番の被害者が、しずちゃんってことにならなければいいが。

最終更新:2013/02/11 15:00
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