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「タレントだけにリスクを押し付け……」“壇蜜、ストーカー被害”でも絶えない自宅公開番組の罪

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 先日、深刻なストーカー被害に遭っていると、東京スポーツに報じられたセクシータレントの壇蜜。警察への被害届の提出も視野に入れているといい、事態の重さがうかがえる。

 原因は、大ブレーク中の芸能人らしからぬセキュリティーの甘い“普通のマンション”に住んでいたことや、本人のキャラクターが親近感を湧かせる点などさまざま挙げられているが、中でも自宅の映像をテレビのバラエティ番組で放送したことが決定的だったようだ。

 壇蜜以外にも、芸能人のストーカー被害は、これまでもたびたび報じられてきた。

 最近だと元AKB48の増田有華が、「(AKB時代に)留守中に自宅に入られて、写真を撮られました」と告白。メールで自分の部屋の写真が送られてきたことも明かし、その後、送信者のメールアドレスから犯人は捕まったのだとか。まるで故・今敏監督のアニメ映画『パーフェクトブルー』(1998年)さながらの恐怖体験である。

 また現在、ドラマやCMに引っ張りだこの女優・比嘉愛未も、数年前に被害を報じられたことがあった。当時の報道によると、ストーカー男は、週3~4回も自宅へ来てはインターホンを押したり、彼女がかかりつけの美容院を訪れては、情報を聞き出していたという。

 ストーカー被害は、女性有名人だけではない。6年以上もつきまとわれ裁判沙汰となった歌舞伎役者の市川猿之助や、9年間にわたり被害に遭っていたミュージシャンの久保田利伸など、女性ファンからの被害も多い。

 特に壮絶だったのが、スピッツのボーカル・草野マサムネ。数年前、自身を“まーくんの彼女”と思い込んでいるファン女性から、長年にわたり被害を受けていたことが発覚。

 その迷惑行為は、ネット上での過剰なつきまといから始まり、使用済み生理用品を送りつける、自宅マンションのインターホンを押し続ける、近所に草野の話を聞いてまわる……などハードなものばかりで話題となった。

 有名人のストーカー被害が深刻な問題となるきっかけの多くは、“自宅バレ”が原因。しかし、壇蜜が自宅を公開した『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)や、ゲストの自宅公開をウリにしている『メレンゲの気持ち』(同)をはじめ、同企画が恒例となっているバラエティ番組は少なくない。

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