海老蔵・勘九郎にも危機感なく……“人間国宝”中村吉右衛門「歌舞伎がなくなるかもしれない」
2013/05/07 18:00
#歌舞伎 #中村勘三郎
『原典 平家物語 1 祇園精舎』
(ハゴロモ)
(ハゴロモ)
新しい歌舞伎座ができて1カ月。こけら落とし公演は連日大盛況にもかかわらず、歌舞伎界の重鎮で人間国宝の中村吉右衛門は、歌舞伎の将来についてある心配を抱いているという。
「やはり中村勘三郎さん、市川團十郎さんと、希代の名優を続けて失ったことが今でも堪えているようです。『このままでは歌舞伎がなくなるかもしれない』というまで危機感を持っているそうですよ」(歌舞伎関係者)
その危機感は、ほかの歌舞伎役者にはあまり伝わっていないようで、
「吉右衛門さんは毎年『鬼平犯科帳』シリーズの撮影を行っているのですが、『今年は撮影しない。しばらくは歌舞伎に集中する』とフジテレビに伝えているそうです。シリーズ物で固定ファンがいるため、最低でも2ケタ、いいときは15%くらいの視聴率が見込める。そのため、フジとしてもどうしても放送したかったようですが、吉右衛門さんを説得できなかったそうです。それくらい、今年は歌舞伎にかける思いというのが強いということでしょう」(テレビ局関係者)
その吉右衛門が心配していることというのが、若手俳優たちの危機感の無さだという。
「最近になってブログを始めた海老蔵さんは言うまでもなく、勘九郎さんに対しても、まだまだ不満を抱いているそうです。もっと一心不乱に芸を磨いてほしいと切に願っているそうですよ。自身も今年69歳で、先がどうなるか分からないので、今のうちに若手に対していろいろと教えておきたい、という気持ちがあるんでしょう」(芸能事務所関係者)
人間国宝の声は彼らに届くのだろうか……。
最終更新:2013/05/08 11:47
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