
“戦うAKBセンター”から“自由なアイドル女優”へ 前田敦子が輝きを取り戻したワケ
2013/09/17 09:00
#リアルサウンド
前田敦子『タイムマシーンなんていらない』(キングレコード)
そんなアイドルシーンの中にドロップされたのが『タイムマシーンなんていらない』である。この曲では間違いなく、女優前田敦子が“今のあるべき前田敦子”を演じている。つまり、AKB48の重圧の中でセンターとして戦っていた前田敦子ではなく、気ままで自由な少女として前田敦子がいる。それは、秋元康氏が今の前田敦子に望むこれからの女優像、つまり未来像へのメッセージでもあるだろう。未来に目が向いているからこそ、『タイムマシーンなんていらない』のだ。
女優として前田敦子が歌う姿には、AKB48時代にはなかった彼女自身の魅力を感じることができる。それは前田敦子の今、そして理想のこれからが、しっかりと封じ込められた作品であるからだ。
■エドボル
放送作家。『妄想科学デパートAKIBANOISE』(TOKYO FM水曜25:00-)『安田大サーカスクロちゃんのIdol St@tion』(目黒FM隔週木20:00-)、『Tokyo Idol Festival2013』(フジテレビNEXT)など、テレビ・ラジオなどの構成を担当。サイゾー、SPA!などでもアイドル関連のインタビューを中心に執筆中。
最終更新:2013/09/17 09:00
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