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深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.244

人間とハエとの恋愛は果たして成就するのか? インドからやって来た“虫愛づる姫”『マッキー』

makkhi04.jpg映画史上初となる一匹のハエを主人公にしたインド映画『マッキー』。愛する女性に、一途なハエ心は伝わるのだろうか?

 『風の谷のナウシカ』(83)のナウシカや『パンズ・ラビリンス』(06)のオフェリアなど、映画の世界では虫たちとコミュニケーションするヒロインたちが活躍してきた。そんな“虫愛づる姫”の仲間が新たに加わった。インド映画『マッキー』のヒロイン・ビンドゥは「恋人はハエです」という、かなり変わったキャラクターだ。“マッキー”とはヒンディー語でハエのこと。そう、『マッキー』の主人公は一匹のハエ。小さなハエと人間の女性とのラブロマンスを描いた現代版“異類婚”の物語なのだ。『ロボット』(10)『きっと、うまくいく』(09)など世界的ヒット作を生み出している近年のインド映画の勢いと多様性を感じさせるではないか。

 ビンドゥ(サマンサ・ルス・プラブ)は典型的なツンデレ美女。恵まれない子どもたちのために慈善活動を行なうNGO団体に勤める心優しい女性だが、隣に住む青年ジャニ(ナーニ)が自分に想いを寄せていることに気づきながらつれない態度をとっている。ビンボーなジャニは毎月わずかな金額しか寄付できないけれど、そんなジャニの健気さをビンドゥは実は好ましく感じていた。ある晩、残業で遅くなったビンドゥが空メールを送ると、ジャニは飛ぶようにして現われ、夜道をエスコートしてくれた。ジャニの2年越しとなる熱い想いを、ようやく素直に受け止めるビンドゥ。ついに人生の絶頂期を迎えたジャニ。浮かれまくった主人公が歌い踊るシーンはインド映画のお約束です。

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