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2013年サッカー界を総括!

「サッカー界周辺が犯罪者だらけに……」J3スタートも2014年に立ち込める暗雲

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 2013年の日本サッカー界にとって明るい話題といえば、ザックジャパンが無事、ブラジルW杯出場を決めたことだろう。だが、それ以外となると、ファンを心配させるトピックスが多かったように思う。そこで、特に注目を集めたものを振り返ってみたい。

■本田圭佑レーシック手術失敗疑惑

 まず、ファンが心配したのは、「本田圭佑レーシック手術失敗疑惑」だ。「心配させたのはメディアだろ!」と突っ込みが聞こえそうだが、炎上マーケティングではなく、多くのサッカーライターたちが本田の目を見て、「あれはおかしい」と本気で心配していた。その証拠に、本田のプレーに問題が起きているというような煽る論調ではなかった。こういった報道に対し、本田は疑惑から半年たった10月に「ダイヤモンド・オンライン」にて「(疑惑報道は)僕も知っていた。まあ、この結果を見てもらって。僕自身なんの後悔もなく、満足しています」と答えている。今でも違和感はなくはないが、それも時間が解決するのだろう。

■妻へのDVで奥大介が逮捕

 W杯出場の熱が冷めやらぬ6月、テレビ画面に流れた速報はサッカー関係者を顔面蒼白にさせた。妻を脅迫した疑いが強まったとして、サッカー元日本代表・奥大介容疑者に逮捕状が出たのだ。各ワイドショーでも奥の逮捕は取り上げられ、サッカー選手の引退後のセカンドライフについてコメンテーターたちが問題提起した。しかし、サッカー関係者はその論調に疑問を呈する。

「奥は、普通のサラリーマンより給料をもらっていたはず。Jリーガーの厳しいセカンドキャリアというのは、少年サッカーやユースのコーチを務めるとか、そういうレベルです。奥は引退後、すぐに横浜FCでアドバイザーという職をもらい、さらに多摩大目黒高監督、その後は横浜FCの強化部長を務めています。あの報道の仕方だと、サッカーという仕事にネガティヴなイメージがついてしまう。この事件は、セカンドライフどうこうではなく、完全に奥の心の問題です」

■タクシードライバーへの暴行で前園真聖が逮捕

 そして、もう一人、自身の問題で世間を騒がせた元代表選手が……。奥より知名度があり、多くのバラエティ番組にも出演していた前園真聖が10月、タクシードライバーに暴行を加えたということで逮捕されたのだ。前園の逮捕も、多くのワイドショーで取り上げられ、ここでもサッカー選手の引退後のストレスがひとつの要因だと指摘された。だが、前出のサッカー関係者は、「前園は知名度こそありますが、奥のように長く活躍できたわけではない。むしろ引退後のほうがメディアにも注目されていて、華やかな舞台にいる」と否定する。

「元日本代表という肩書ではなく、パーソナルな部分をフォーカスすべきです。たとえば、奥を慕う選手は多くいます。その半面、代表合宿中にキャバクラに行って問題になったこともあるように、決してクレバーなタイプではなく、感覚派なんです。引退後、奥に与えられたポジションは、本人の能力とマッチしていなかった。前園にしても、テレビだとフランクな感じがしますが、実はそういうタイプではない」(同)

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