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週刊!タレント解体新書 第6回

サッカー日本代表は小島瑠璃子を見習うべき!『水曜日のダウンタウン2時間スペシャル』(7月9日放送)を徹底検証!

kojiruri0719.jpg『小島瑠璃子ファースト写真集「こじるりっ! 」』(集英社)

 2014年7月。4年に一度の祭典、サッカーワールドカップが幕を下した。本田圭佑をはじめとして海外のビッグクラブに所属する選手を多数そろえた日本代表は、間違いなく史上最強という戦前の期待も虚しくグループリーグで涙をのんだ。おそらく高校時代、サッカー部のマネジャーだった彼女も悔しい思いをしたことだろう。小島瑠璃子。弱冠20歳にして、バラエティアイドル業界の未来を担う、ネイマール級の逸材である。

 小島瑠璃子は、さまざまな顔を持つタレントとして知られている。グラビアでは雑誌の表紙を飾り、全国の男子中高生に夢を与える。『S☆1』(TBS系)ではスポーツキャスターとして、そつのない進行を務める。どの顔を見ても一流なわけだが、しかし彼女の天賦の才が存分に生かされている場所は、やはりバラエティ番組だといえるだろう。一流を超えた超一流。ピッチに彼女が一人いるだけで局面ががらりと変わる、メッシのような特別な存在なのだ。

 それでは小島瑠璃子の、一体どこか特別なのか? その一端が、7月9日に放送された『水曜日のダウンタウン2時間スペシャル』(TBS系)に表れていた。毎回ゲストが自分の信じる“説”を持ち寄り、実際に検証してみるというこの番組。この日の放送はスペシャルということで、MCのダウンタウン・松本人志が自らの“説”をプレゼンした。いわく「俺の足 誰よりも臭くない説」。松本人志の足は誰よりも臭くないという、驚きの”説”がブチ上げられた。

 番組ではこの“説”を検証するため、松本人志を含めた6人の顔を隠し、その足のにおいをスタジオゲストに嗅がせるという手段に出る。そのスタジオゲストの一人が、誰あろう小島瑠璃子だ。彼女は一人ずつ、足のにおいを嗅いでいく。その表情は、ドイツ代表のゴールキーパー、ノイアーのように真剣そのものだ。そして一人の足のにおいを嗅ぎ、彼女は顔をしかめる。どうやら臭かったらしい。その次の瞬間、彼女の取った行動こそが、彼女の特別さを証明していた。

 通常であればこういった場合、臭いという感情を顔や行為によって全力で表現する。そのリアクションの表現力が、タレントの腕の見せどころである。さらに言えば、この日のスタジオゲストの中に20代女性は小島瑠璃子のみ。つまり、若い女の子が足のにおいを嗅いで臭そうにするという立ち回りは、彼女だけに許されている。そのことを理解してカメラの位置などを認識しながら、臭いという気持ちを顔で表現する。それが通常のバラエティアイドルのやり方だろう。それが的確にできるのが一流のタレントである。しかし小島瑠璃子は、超一流だった。彼女が取った行動は、そんな視聴者の予想を見事に覆す。

 小島瑠璃子が取った行動。それは、自らが過度にリアクションをするのではなく、その足が臭いということを知るや否や、スタジオでちょっと離れたところにいるほかのゲストを呼びに行く、というものだったのだ。明らかにバラエティのルールには沿っていない。ここは自分の見せどころなのだから、精いっぱいリアクションをするというのが作法だといえる。やはり小島瑠璃子といえども、まだまだ20歳。そういうバラエティの常識が分かっていないのだな……と思った視聴者は、その次の瞬間、テレビに映った画面を見て驚くことになる。

 小島瑠璃子が、長州力や赤江珠緒やYOU、さらにはダウンタウン・浜田雅功までを引き連れて、全員で一つの足に駆け寄ってみんなでそのにおいを嗅ぐ。その映像の馬鹿馬鹿しさたるやない。そもそも誰かの足のにおいを大の大人が嗅ぐというだけで馬鹿馬鹿しいわけだが、その馬鹿馬鹿しさが、集団行動になることによってさらに輪をかけて馬鹿馬鹿しくなっている。小島瑠璃子が一人でどんなリアクションをしたところで、この馬鹿馬鹿しさにはかなわない。彼女は誰もが思いもよらない、みんなを連れてくるという独自のやり方で、その馬鹿馬鹿しい空間を生み出したのだった。


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