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テレ東『玉川区役所 OF THE DEAD』のパクリ騒動に、渦中の漫画家が初言及「強者が弱者をパクるのは……」

zonbitori0918.JPG『就職難!! ゾンビ取りガール(2)』(講談社)

 漫画誌「週刊Dモーニング」(講談社)で連載中の『就職難!!ゾンビ取りガール』(講談社)に設定が酷似しているとして物議を醸している10月クールの連続ドラマ『玉川区役所 OF THE DEAD』(テレビ東京/金曜深夜0時12分~)。この騒動について、同漫画の作者である福満しげゆき氏が、「実話BUNKAタブー」(コアマガジン)の自身の連載で、心境を吐露した。

 『玉川区役所 OF THE DEAD』は、林遣都主演のコメディタッチのヒューマンドラマ。ゾンビ対策と捕獲を担当する玉川区特別福祉課を舞台に、やがて来るゾンビパニックに立ち向かう姿や、主人公と配属されたばかりの武闘派の女の子との恋模様などが描かれる“完全オリジナル”の作品だという(あらすじ全文)。キャストは林のほか、広瀬アリス、金子ノブアキ、高橋努、片桐仁、豊田エリー、田畑智子など。

 一方、『就職難!!ゾンビ取りガール』は、2003年に福満氏が「アックス」(青林工藝舎)で発表した漫画『日本のアルバイト』のリメイク版として、12年に連載開始。無害なゾンビが街を徘徊する日本を舞台に、ゾンビ回収会社に勤めるモテない青年や、就職難からやむを得ず入社した新人バイトの女子を中心に、日常がユルく描かれていく。物語序盤では、新人バイトが辞めないように青年が気を遣う姿や、ゾンビを効率的に捕獲するための道具を試作する様子が、ほのぼのと展開する(試し読み/講談社サイトへ)。

 福満氏は、くだんの連載に「無断でドラマ化されたよ」という見出しのエッセイを寄稿。「『強いほうが弱いほうからパクるのは、なし』にしてほしいです」「強者(格上・資金力のあるほう)が→弱者(小者・無名・下の世代など)パクるのは…合法だとしてもひどすぎると思います」と訴え、日本のライトノベルを原作にしているアメリカ映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』などを例に挙げて“パクリ”について持論を展開。同時に、「僕は平和に暮らしたいだけなんです…」「どうか僕を嫌ったり殺し屋を差し向けたりしないでください…」とも綴っており、騒動にストレスを感じていることもうかがえる。

 事の発端は8月11日、ニュースサイトで同ドラマの制作が発表されると、『就職難!!ゾンビ取りガール』の設定を「無断でパクッている」として、騒動に発展。ドラマを手掛ける河原雅彦監督が「ゾンビ愛あふれる僕ですから、これまでにない世界観を発明しました」とのコメントを出すと、たちまち批判が集中した。

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