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Annie The Clumsy&西寺郷太インタビュー「鼻で笑えるような音楽を作りたい」

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【リアルサウンドより】

 ウクレレ片手に弾き語るシンガー・ソングライターAnnie The Clumsyが、NONA REEVESの西寺郷太が主宰する〈GOTOWN RECORDS〉よりデビューを飾った。2010年、イギリス留学中に手にしたウクレレで奏でられるデビュー・アルバム『From My Messy Room』は、オリジナル曲をはじめ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやビーチ・ボーイズのカバー曲までを収録。飾り気のない実直なAnnie The Clumsyのスタイルが見て取れる。

 ここでは彼女のありのままのインタビューに加え、レーベルの主宰者である西寺郷太にも同席してもらい、彼女の果てなき魅力に迫ってみたい。

「僕にとっては言ってみれば<紀元前>な感じ」(西寺)

――リリースから約1カ月経過しましたが……反響はいかがですか?

Annie The Clumsy(以下:Annie):うーん、よくわかんないです(笑)。でも、地元の大宮のモア・レコードでは<Albums of the Month>に選んでくれたこともあってすぐに売り切れたみたいで。

西寺郷太(以下:西寺):この『From My Messy Room』に関しては、リリースしてすぐに世間に大きな衝撃を与えることを望んでいたわけではないんですよ。僕としてはこれと同じようなデモ的なアルバムをもう1枚出して、さらにそのあとでもっとプロデュースされたアルバムを作って、その3点セットで<Annie The Clumsy>というアーティストの凄さが伝わったらいいなと思っていて。

 今回のアルバムはあくまで彼女がいままでやってきたことをパッケージングして手に取りやすいようにしたもので、僕にとっては言ってみれば<紀元前>な感じなんです。だからそもそもスタートラインにすら立っていないし、そういうつもりもなかったというか。彼女のことを高く評価していた人はもともと僕の周りに結構いて、それはデザイナーだったりモデルの子だったり、一番早くおしゃれなことに気づく、いわゆるアーリーアダプターみたいな人だったから、いまはそれを少しずつ増やしていくような段階ですね。

――これから始まる本編の前日譚的なアルバムというか。

Annie:はい、名刺代わり的な。

西寺:やっぱり彼女のデモテープが素晴らしかったし、もちろん荒いところだらけではあるんだけど、それを配信ではなくそのままパッケージできることなんて今の時代あんまりないと思うので。それをあえてやってるのが今回の作戦ですね。その作戦自体はうまくいってると思いますよ。

――それにしても……アルバム・タイトルにある<Messy Room>って日本語に置き換えると<とっちらかった部屋>、いわゆる<汚部屋>じゃないですか。さらにそこにきてステージネームが<不器用なアニー>。

Annie:そうですね、〈フラフラしてる〉とか〈おっちょこちょい〉とか。

――だからYouTubeで事前に動画をチェックしていたとはいえ、どんな人が現れるのか正直心配でした(笑)。

西寺:まあ、変な人ですよ(笑)。

――この2つのワードからイメージしていくと、完全に社会不適合者じゃないですか(笑)。

Annie:確かにあまり外に出ないです(笑)。

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