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“恥さらし”中国人観光客が南極に大挙上陸中! 条約無視の大暴れで、観測隊も大困惑……

southpole-1.jpgペンギンたちの群れに入り込んでポーズ

 どこにでも大挙して訪れ、一部はマナーの悪さで世界のひんしゅくを買っている中国人観光客が、ついに地球の最果てにまで到達した。

 中国のホウハイ新聞によると、南極観光に訪れる中国人が増えており、傍若無人の振る舞いに出る者が後を絶たないという。

 ある中国人カメラマンによると、撮影のために南極を訪れたところ、多くの中国人観光客と遭遇。彼らは、「夢中になりすぎて、ペンギンを追いかけたり、群れの中に入り込んで記念写真を撮ったりしていた」のだという。

 実は南極にはさまざまな規制があり、ペンギンなどの動物を捕まえたり、群れを乱したり、餌を与えたり、触ったり、接触して驚かしたりすることは厳しく禁じられている。観察や撮影の際には、ペンギンや鳥は5メートル、アザラシは15メートルほどの距離をとることが求められている。

southpole-4.jpgペンギンからは5メートル以上離れなければならないというのに……

 南極に上陸するためには南極条約(南極地域の平和的利用を定めた条約)に定められている許可が必要で、種々の規制については中国人観光客たちも事前に聞かされているはず。これには中国のネット民たちも「南極にまで行って恥を晒して、次は火星で恥を晒すのか!」とあきれている。

 迷惑を被っているのは、追いかけ回されるペンギンたちだけではない。現地にある中国南極観測隊の基地も、同胞旅行者たちの“襲撃”を受けて困っているのだという。多くの旅行客が事前の承認なしに基地を訪れるため、隊員たちの作業に支障を来しているのだ。「押し寄せる中国人観光客の数が増えてきており、基地の観測活動が完全に乱れてしまっています」と、中国国家海洋局の主任も自国民の行動にはお手上げのようだ。

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