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中国“ヤバい”漫画家・孫向文の「チャイナめった斬り」

「第2の文化大革命」が起こる可能性も!? “毛沢東信仰”深まる中国は大丈夫か

 そして、13年の毛沢東生誕祭の折、習近平は、毛沢東のご神体(遺体)を崇めにいきました。この日は奇しくも安倍総理の靖国参拝と日にちが重なったのですが、中国の良識ある人の中には「自国民を大量虐殺した毛沢東を弔う習近平よりも、敵国(中国人)を殺した日本兵を弔う安倍のほうがまとも」という皮肉を漏らす人もいました。

 今、中国はかつてないほど不穏な方向へと進んでいるようにも思えます。ネットもエンタテインメントも規制に次ぐ規制。このままだと、「第2の文化大革命」が起こるのではないかと危惧する声も国民の間から上がっています。

 それを食い止める最も有効な手立ては、ご神体として祀られている毛沢東の遺体を焼き払い、毛沢東の呪縛から国民を解き放つことでしょう。学校教育で幼いころから毛沢東の素晴らしさを叩き込まれてきた僕ら中国人は、「毛沢東教」を信仰している民族だと言っても過言ではありません。

 なお、今回のレーニンの報道に関しては、ネット上でこんな声が上がっていました。

「独裁者の遺体を保存している国家の国民は、まず幸せになれない」
「死体のメンテナンス費用は国民の税金の無駄遣いだ」
「なるほど、これが独裁を維持する手口なんだな。ロシアと中国は全く同じ手を使っている!」
「ネクロフィリアだ、気持ち悪い!」

 いやはや、本当に気持ち悪いですね。

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●そん・こうぶん
中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。
<https://twitter.com/sun_koubun>

最終更新:2016/02/29 17:38
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