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週刊誌スクープ大賞

第2の大谷翔平か!? 早実・清宮幸太郎の“大物オーラ”と、父から受け継いだ“ビッグマウス”

 東京・錦糸町で営業する「エンジェル・スマイル」の店長・かつや氏はこう話す。

「サービスは2種類。おしゃべりが中心で、デートのような『まったりコース』(60分8000円~)と、本番以外OKの疑似セックスを提供する『性感コース』(60分12000円~)です。『まったり』で親しくなり、『性感』へステップアップする女性が多い」

 絶頂を迎える女性たちの反応は、年齢によって異なるという。20代は「やばい。やばい」と戦き、30~40代は「ダメ、ダメ」と抗い、50代になると「もっと、もっと」と求める。表現は異なるが、どの世代も皆、快感に我を忘れているそうである。

 AV男優が、副業としてこの業界に参入するケースもある。男優歴15年のキャリアを誇る青柳勝氏も、その1人だ。

「40代以上になると、SM願望が目立ちます。AVでしか見たことのない世界を味わいたいのか、この前もある人妻が言葉攻めでは飽きたらず、ムチ打ち、亀甲縛りを求めてきました。驚いたのはある30代後半のOLさん。“住所を教えるので、帰宅中にいきなり拉致して山奥に監禁、そこで1週間ぶっ通しでサービスし続けてほしい”というのです。1週間分のギャランティも提示されましたが、今のところ実現はしていません」

 お次は射精するバイブ。音を立ててうねり、先端から勢いよく白濁した液体が飛び出す。ローションを白濁させた「疑似精子」を飛ばす電動バイブ「爆射バイブ・スペルマラッシュ」は07年の発売以来、売れ続けている女性向けアダルトグッズだそうだ。

 製造・販売会社の日暮里ギフトの担当者がこういう。

「射精するバイブに対するニーズはかねてからあったんです。その声に応える形で開発しました。8段階という細かい動きをする電動バイブの根元に、ローションを手動で発射できるポンプを装備。絶頂のタイミングに合わせて膣内に発射したり、顔に出したりして“中出し”や“顔射”の気分を味わっていただいています」

 定価は8,640円也。

 女性のための無料アダルト動画サイトも、にぎわっているという。「エッチネット」の管理者が話す。

「サイトを立ち上げたのは約2年前。ネット上にアップされているAVのうち、女性が好みそうなイケメンモノや、ドラマ仕立てのストーリーモノなどをピックアップして紹介しています。今は平日なら1日80万、週末は90万ものアクセスがあります」

 しかも、アクセスが集中するのは、意外にも午前9時過ぎだというのだ。夫や子どもを送り出し、自宅で一人きりになった主婦が、こぞってスマホから見るためだ。お盆などの長期休暇期間にも、利用者はグンと増えるそうだ。

 いまや、セックスの主導権は女性に移ったようである。

 まずは今週の第8位。新潮は、すでに鬼籍に入ってしまった山口瞳と山本夏彦の名物連載「男性自身」「夏彦の写真コラム」から選んだ数本を掲載している。あらためて読んでみたが、二人の視点や話の運びのうまさ、夏彦の時代を切り裂く鋭い文章にはいまさらながら恐れ入るしかない。

 少し不満が残るのは、山口の「卑怯者の弁」が入っていないことだ。新潮編集部と少し考え方が違うからだろうか? この文章は、清水幾太郎が月刊誌「諸君」(昭和55年10月号)に「節操と無節操」を寄稿し、このように書いたことへの反論である。

「国家というものをギリギリの本質まで煮詰めれば、どうしても軍事力ということになる。ところが、その軍事力の保持が、日本の徹底的弱体化を目指して、アメリカが日本に課した『日本国憲法』第九条によって禁じられて来たのである。日本は『国家』であってはならなかった」

 戦中派である山口は「国家=軍事力」という箇所に、「理屈ではないところの生理的な反撥が生じてくる」とする。そして清水の文章に、戦時中によく聞いた「臭い」を感じるのだ。

 そして「戦後という時代は、私には宦官の時代であるように思われるのである。アメリカが旦那であって日本国はその妾であり、日本の男たちは宦官であって、妾の廻りをウロウロしていて妾だけを飾り立てることだけを考えている存在であるように思われた」と書いているが、この構図は現在も変わっていない。

 清水が「戦争のできない国家は国家ではない」と規定することに対して「戦争することの出来る国家だけが国家であるならば、もう国家であることはゴメンだ」と切り捨てる。

 国家を代表するものは日本政府、日本政府とはすなわち自民党のことである。

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