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殺害予告を受けたSEALDs奥田愛基氏の父親が語った!「僕は黙らない」「親の影響だと語るのは愛基に失礼だ」

 憲法や言論の自由について明快な考えを示してくれた、知志さん。さらに印象的だったのは、自分と息子・愛基氏の意見がちがうことを語っていたことだ。実際、「週刊新潮」などの批判や報道についても、知志氏は自分に対するバッシングうんぬんよりも、親子を一体として攻撃していることに強い憤りを感じているようだ。

 僕と息子が一体とか、僕の影響とかいうのは、息子に対して失礼な話です。
 そりゃ、我が家で育ってるわけだから、ものを考えるきっかけはあったかもしれないけれど、僕が「あれしろ」「これしろ」って言ったことはない。彼が中学のときにいじめなどがあって死線をさまよいながら、孤独に考えて、選びとってきたことです。
 だから、彼が国会の中央公聴会で「孤独に考えろ」って言ったのを、僕はかっこをつけているとは全然思わなかった。実際、彼自身が孤独に考えてきたっていう体験から出てきた言葉だと思いました。

「週刊新潮」の記事では、僕のことを「反天皇主義」だって書かれましたけど、学生時代から「天皇制」について議論してきたのは事実です。これ関しては、週刊誌の引用通り、以前本に書いていますし別に隠していません。人がそれを読んでどう感じるかわからないけど、それは異論として議論する事柄です。
 ひどいなと思ったのは、根拠のないホームレス差別の記載。
 それから、もっともイヤだったのは、「この親にしてこの子あり」と、最後の部分で息子を親父で規定したことです。SEALDsや息子のやっていることは、彼自身が考え、選び取り、決断したことなのに。息子は息子、僕は僕で別人格です。
 たとえば、安倍首相に「バカか、お前は」って言ったことには、「それはいけない」って、僕はメールしましたよ。

 安倍首相に「バカ」っていう言葉がいいかどうかという批判はあるだろうし、若気の至りで言ってしまうっていうこともあるだろう。だけど、批判するなら、それは「奥田愛基の言葉」として批判するべきだ。親父の影響で言っているなんていうのは、彼に失礼だ。彼が孤独に思考したことなのだから。
「週刊新潮」の「親の背中を見て子は育つ」という最後のひと言は、息子に対して本当に失礼だと思いました。

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