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週刊誌スクープ大賞

早稲田大学で相次ぐ“エロ”教授のセクハラ ゼミ生に「君の滴がほしい! 飲み干したい!」

 第4位はポストの「ダルビッシュ有の弟が野球賭博で逮捕」の記事。 ダルビッシュ翔容疑者は26歳。

「翔は同じく開帳図利で逮捕された宋尚哉容疑者(29)、田中凌容疑者(23)と共謀し、今年5月中旬の7日間で、大リーグ16試合と日本のプロ野球28試合を対象に、複数の客から1口1万円で、計1、850口の賭博の申し込みを受けた疑いがある。大リーグではレンジャーズ戦が1試合含まれていた。 この賭博に客として加わった20~32歳の男女5人も常習賭博容疑で逮捕している」(捜査関係者)

 翔容疑者は野球賭博の胴元で、しかもハンデ師を兼ねていたという。

 翔容疑者が警察沙汰で世間を騒がせたのは。今回が初めてではない。何度も新聞沙汰になったことがある。13年に起こした事件が有名だ。殴った少年を海に放り捨てたもので、その後、少年との間で示談が成立して不起訴にはなったが、示談金として200万円を支払ったといわれる。

 ポストは以前から彼を追いかけていたそうで、12年の夏に、翔容疑者にロングインタビューをしている。

 そこで、ポストの記者が兄との境遇の違いがそうさせたのか? と聞くと、むっとした表情でこう答えたという。

「少年院や鑑別所でも同じこと言われたわ。『お前が不良になったのは偉大な兄貴と比べられて拗ねたからや』ってな。それは違う。俺は楽しいからそうしてるだけや。兄は関係ない」

 翔容疑者には子どもがいる。その子を連れて祖母宅を頻繁に訪れていたそうで、祖母がポストにこう答えている。

「(翔は)本当は優しい子なんです。ひ孫を連れて『ばあちゃん、体調はどうや?』って気遣ってくれてなぁ……。でも、逮捕されたからには“これはアカンことをした”ということに気づいて、ひ孫のためにも更生してほしい」

 私にも子どもが3人いるが、それぞれに違う個性を持ち、生き方も違っている。確かに偉大すぎる兄を持つと弟は大変ではある。だが、だからといって、犯罪に手を染めていいということにはならない。ましてや、兄が命を掛けて挑んでいる野球を弄んでは絶対いけない。

 新潮が「都の性北」バカ田大学で、このところ教授のセクハラが頻発していると報じている。これが3位。

 私もバカ田大のOBだが、このところ森喜朗、橋下徹、小保方晴子などOBのバカぶりがメディアを騒がすことが多い。それだけではなく、この大学には「スケベ学部」があるのではないかと思えるほど、教授たちのセクハラが止まらないようである。

 先週新潮は、同大学の憲法学の権威にして司法試験考査委員も務める大学院法務研究科の中島徹教授が、教え子のゼミ生に「シシィ(女子ゼミ生)の滴がほしい! 飲み干したい!」などとメールを送っていたことを報じたが、まだほかにもあるというのだ。

“アラ還”の文化構想学部の教授が女子留学生を自宅まで送った際、彼女にキスをし、服の下から胸を揉んだという。彼女が学内のハラスメント相談室に持ち込み、解任されたという。

 もう一件は、50代半ばの人間科学学術院の教授が、女性の大学院生に公園で自分の股間を触らせ卑猥なことを言ったために、解任されている。両教授ともに解任は不当だと提訴したが、地裁は請求を棄却している。新潮はこう結んでいる。

「これだけスケベ学部的案件が発覚しては、早稲田は性の乱れが極北に達した『桃色学府』と謗られても致し方あるまい」

 短い記事だが、週刊誌のお手本のような見事な作りである。

 さて、NHKの良心とまでいわれる『クローズアップ現代』を打ち切りにしようという動きが加速していると、現代が報じている。

「NHK幹部の間で、『クロ現』は来年3月末で打ち切りになるという方針が大筋で決まったようです。また同時に、7時からの『ニュース7』の放送時間も短くし、現在の30分を15~20分にするという案が出ている」(NHK職員)

『クローズアップ現代』の打ち切り話は、10年ほど前から局内で取り沙汰されていたという。それが安倍政権下になって再燃し、具体化したというのである。

「報道局の職員は抵抗していますが、止められそうにない」そうである。安倍首相の傀儡・籾井会長が動いているのは間違いないだろう。

 今年2月までNHK経営委員会委員長代行を務めていた上村達男・早稲田大学法学部教授は『NHKはなぜ、反知性主義に乗っ取られたのか』(東洋経済新報社)という本を上梓した。上村氏はこう語っている。

「反知性主義の人物の特徴は、『話し合いや議論では、自分は勝てない』と自覚しているので、『オレは絶対に正しい』と強弁し、人の意見を聞かず、不都合になると怒リ出すこと。籾井会長は、このすべてに当てはまる。(中略)何でも理詰めで決めるべきだ、と言いたいわけではありません。しかし、世の中には最低限守らなければならないルールや、しかるべき地位の人物が、身につけておくべき徳というものがあります。法曹界からの反発や、国会での正しい手続きを無視して法案採決を進める安倍総理と、他人の意見を聞かない籾井会長の間には、『反知性主義』という共通点があるように思えてなりません」

同感である。メディアがこぞって『クロ現』打ち切りを止めさせなくてはいけないが、どの民放も意気地ない人間ばかり増えてしまったから、活字メディアの出番だと思うのだが。

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