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テレビウォッチャー・てれびのスキマの「テレビ裏ガイド」第111回

「なんか、すごい幸せだなぁ」『そんなバカなマン』が見せる、バナナマンとバカリズムの“夢”の続き 

 その極めつきが、冒頭の「そんなバカなホームステイ」。バカリズムが初心を取り戻すため、夢を追い続ける“夢追い人(ステイドリーマー)”の元にホームステイをするというものだ。

 その夢追い人というのが、一筋縄ではいかない。YouTuberとして売れることを夢見る男・BUNZIN。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)風に形容すれば、“下層YouTuber”である。とにかくこの男、プライドが高い。自分が「面白い」と信じて疑わないのだ。加えて、人をイラつかせる才能はピカイチだ。

 例えば、自分が描いた極小水着姿の女性キャラクターの名前を、バカリズムにつけてもらおうとするシーン。「ケイコ」とか「サダコ」とか、ありふれた名前は嫌だという。「サダコはありふれてはいない」というバカリズムのツッコミは無視し、BUNZINはその理由を語りだす。

「これが現実化するとして、原宿とか渋谷で人がわーっといる中で名前を呼ぶとするじゃないですか。そのときに、ありふれた名前だと、みんな振り向いちゃう」

 だったら、本人が例に挙げた「うにゅ」にしましょう、とバカリズムが投げやりに提案すると、今度は「名前らしくない」と一蹴。もともといるBUNZINのキャラクター「オモシロイミ」も名前っぽくないと指摘すると、「“ミ”がついてれば女の子の名前」と主張する。バカリズムの意見に、ことごとく屁理屈をつけて反論するのだ。

 最終的に、セクシーな名前がいいというBUNZINにバカリズムが「セク・シー子」と助け舟を出し、「シー子」という名前に落ち着くのだが、BUNZINは「私のアイデアですよ、これは。バカリズムさんが材料を提供してくれましたけど、最終的に料理したのは私ですから」と言い張る。地獄である。

 その後も、バカリズムとBUNZINはことごとく対立。

「(BUNZINさんは)自分で小道具を作られてるじゃないですか。自分で手間かけて作ったものって、作っちゃったらなんとかして使いたいと思うでしょ。それって、意外と邪魔な気持ちなんです。面白いものを作る上で。もったいないが勝っちゃうから、要は切り捨てられなくなるんですよ」

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