日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 有馬記念ファン投票で操作?

「グランプリ失格」の烙印も当然!? 有馬記念ファン投票で、露骨すぎる“票操作”発覚

「そんなことはありませんよ。有馬記念の名馬引退は定番ですし、今年はファン投票2位のラブリーデイが11万3,412票、キタサンブラックでさえ去年のゴールドシップを軽く上回る9万3,925票を集めています」(競馬記者)

 つまり、有馬記念のファン投票そのものが全体的に倍近い票に伸びているということか。今年の競馬が世間から特に注目されたというわけでもないし、今回から投票方式が変わったのかというと、そうでもないようだ。去年までと変わらず「1人1~10頭までなら自由に投票して良い」という方式だった。

「実は昨年のゴールドシップの6万6,796票というのは、歴代の有馬記念ファン投票1位の中で1977年以降、最悪の数字でした。もちろんファン投票の票数は、競馬人気のバロメーターのようなものです。そんな重大な投票結果が著しく悪いとなれば、JRAは当然ながら競馬のファン離れに大きな危機感を抱かずにはいられないでしょう。そこでJRAは今年のファン投票の特典として、例年の豪華賞品に加えて“特賞”として60万円分の純金を使用した“純金馬像”まで用意。それも投票数を伸ばすために『投票馬を10頭選んだ人にだけ当選のチャンス』とまで銘打ったんです」(同)

 確かに“60万円分の純金がタダ”で手に入るのなら、多くの人が無理矢理にでも10頭選んで投票して当然だろう。そうなると推しメンならぬ“推し馬”の投票を終えたファンが、残りの枠を埋めるためにゴールドシップなど、有名な馬を適当に投票することは十分に考えられる。しかし、ネット上では「60万円の純金馬、笑える」「票集めたいだけ」「やり方露骨すぎでしょ」「10頭めんどくさい」など、実際にファン投票を行ったであろう競馬ファンから批判的な声が多く見受けられた。

 毎年の有馬記念のファン投票の結果は新聞各紙でも大々的に取り上げられるから、隠したくても隠し切れないJRAの事情は理解できる。ただ、競馬人気が低迷しているとはいえ、このような露骨で姑息なやり方はいかがなものだろうか。これでは有馬記念が「グランプリ失格」といわれても仕方がないかもしれない。

最終更新:2015/12/26 22:30
12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

『24時間テレビ』強行放送の日テレに反省の色ナシ

「愛は地球を救う」のキャッチフレーズで197...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真