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視聴者ガッカリ! 大みそか『KYOKUGEN』での魔裟斗 vs 山本KIDは“世紀の大茶番”

 この試合に関する各スポーツ紙の報道状況は、冷ややか。これだけのビッグカードだったにもかかわらず、スルーしたマスコミも多く、デイリースポーツやサンケイスポーツは“エキシビションマッチ(模範試合)”と明記した。

「TBSはガチンコを装いましたが、この一戦はエキシビションマッチというか、番組の一コーナーであり、アトラクション。ですから、取材自体をスルーしたマスコミも多かったようです。魔裟斗のための試合ですから、KIDはあえて倒しにいかず、黒子に徹したため、こんな展開になったんです。そもそも、エキシビションマッチは優劣をつけるものではなく、判定などナンセンス。ジャッジ自体、誰が採点したかすらわからず、説得力もない。番組は、あくまでも6年ぶりに復帰した魔裟斗を主役としたもので、勝ってエンディングにしたかったのでしょう。しかし、この試合がガチンコだったかどうかは一目瞭然。真剣勝負を期待していた視聴者は、ガッカリしたでしょう。まさに“世紀の大茶番”です」(格闘技ライター)

 視聴率的には、この試合が放送された時間帯(午後10時~10時52分)は9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、フジテレビ『RIZIN』(午後8時45分~10時30分)の7.3%を上回ったが、1ケタ台では喜んでもいられない。

「魔裟斗は試合後、『もうリングには上がらない』と発言していましたが、引退後のタレント活動は、旅番組でお茶を濁している程度で、順調にいっているとは思えません。さすがに今年はないでしょうが、数年後にまたTBSから大金を積まれたら、やりかねないと思います。今回は『子どもに闘う姿を見せたい』との理由で復帰しましたが、そのときはまた違う“理由づけ”をして、リングに上がる可能性も高いでしょう」(同)

 KIDと契約するUFCとの問題もあり、こういった形になったようだが、TBSが最初からエキシビションマッチとうたっていたら、2人が批判されることもなかったであろう。あえて魔裟斗の引き立て役を買って出たKIDにとっては、「ケガをしなくてよかった」といったところか……。
(文=森田英雄)

最終更新:2016/01/06 12:45
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