日刊サイゾー トップ > その他  > 百田尚樹が『殉愛』を「小説」と

自爆証言した百田尚樹がメルマガでトンデモ裁判報告!『殉愛』を「小説」と書き、たかじんの娘をさらに誹謗中傷

 このように『殉愛』には、明らかに長女が悪者だとミスリードするような記載が多々あるが、それでも百田氏は〈必要以上に悪く書くことはしませんでした〉などと言っているのだ。

 しかも百田氏は、『殉愛』だけでは飽き足らず、このメルマガでも長女を一方的に貶める記述を行っているのだ。

〈その本の中で、私はたかじん氏が娘さんに対して、大いなる失望と怒りを持ったことを書きました。その理由は、たかじん氏が癌になったことを娘に告げたのに、娘は「あ、そう」と言っただけで、いたわる言葉もかけず、2年間の闘病生活の末に亡くなるまで、ついに一度も見舞いにも来なかったからです。〉

 こう百田氏は断言するが、これは一方的な情報だ。実際、たかじんの弟である家鋪渡氏は、『百田尚樹『殉愛』の真実』(宝島社)のなかで「姪(たかじん氏の長女)は、兄貴が入院する前から直接、本人と電話やメールのやりとりをしていたんですが、兄貴が入院する直後(12年2月)から、ぱったりと連絡がとれんようになったそうです。いくら電話をかけても繋がらず、メールを送っても返信が来なくなった、と」と証言している。裁判でも、『殉愛』の20箇所以上の記述に対し“誰に対する取材に基づいているのか”と問われた百田氏は、その半分近くを「奥さんに聞いた」と連発、残りの箇所もさくら夫人の代理人的な動きをしていた人物の名前ばかりを挙げた。さくら夫人の話を鵜呑みにし、遺族に一切取材を行っていないのに、よくも胸を張れたものだ。

 しかも、百田氏はこのメルマガで、さらに長女の名誉を傷つける言葉を言い放っている。

〈たかじん氏は生前残した多くのメモの中に、娘に対して激しいののしりと怒りの言葉が書き連ねてありました。ここには敢えて書きませんが、娘の人間性に対して全否定とも取れる言葉もありました。〉
〈また、遺言書を作成する前日の録音テープには、たかじん氏が「(娘に)遺産はやりたくない」「(娘は)遺産を貰えるようなことはしてこなかった」と憎々しげに語っています(私はそれを聞いています)。〉

 もちろん、これらの百田氏が物証とするメモや録音テープは、さくら夫人が提供しているものであり、生前のメモにかんしては多くの疑問が投げかけられている。事実かどうかの検証も行われていないデータをもとに長女を貶めるようなこの記述は、明らかに名誉毀損にあたる。

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