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「お金に負けたくない」と日本選手大奮起! 中国“爆買い”クラブが全然勝てない……

soccer0407広州恒大オフィシャルサイトより

 近年、サッカー界では中国クラブの“爆買い”が話題になっている。その中でも広州恒大は、その莫大な資金力で各国からスーパースターを集め、スーパーリーグ5連覇中の絶対王者に君臨している。メンバーはコロンビア代表のジャクソン・マルティネス、ブラジル代表のパウリーニョ、リカルド・グラールなど、アジアレベルでは考えられない豪華さだ。おまけに、元ブラジル代表を率いたルイス・フェリペ・スコラーリが監督を務め、まさに“金満クラブ”に相応しい陣容だ。

 しかし、その金満クラブが今年のアジアチャンピオンズリーグで苦しんでいる。5日に行われたグループリーグ第4節、対浦和レッズ戦ではFW武藤雄樹にゴールを許し、0-1で敗北。4戦2分2敗で勝ち星なしとなった。2試合を残して、グループリーグ突破はかなり厳しい状況だ。


「昨年のアジア王者がこうなるとは、予想がつきませんでした。日本では断トツ金持ちクラブの浦和ですら、広州恒大との資金力の差はとんでもないです。浦和で最高年俸の日本代表GK西川周作ですら8,000万円ですが、広州のジャクソン・マルティネスは約16億円です。およそ20倍の差があるんですよ。ちなみに、浦和全選手の総合年俸よりも、このジャクソン・マルティネス1人の方が全然高いです。他の中国人選手も1億円、2億円は当たり前ですし、浦和の選手としては、してやったりですよね。DF槙野智章も先月のアウェーでの試合後に『お金では手にすることができないチームワークを見せないといけなかった』、今回の試合前にも『お金に負けたくない』と語っていたので、今頃相当ゴキゲンなんじゃないですかね」(スポーツライター)

 だが、「負けたから、来年はさらにお金をかけよう」といった思考に至るのが、広州恒大というクラブだ。もしかしたら浦和レッズは、とんでもない大物をアジアに呼び寄せる引き金を引いてしまったのかもしれない。
(文=沢野奈津夫)

最終更新:2016/04/07 23:00
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