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山本周五郎賞ノミネートの押切もえ、「第2の又吉」か「水嶋ヒロコース」か

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 モデル・押切もえの2作目の小説『永遠とは違う一日』(新潮社)が、山本周五郎賞にノミネートされた。同作は文芸誌「小説新潮」に連載された6本の短編集で、仕事や恋愛、結婚など、人生の岐路に立つ女性の心情を描いている。

 同賞の候補作はほかに、湊かなえ氏『ユートピア』(集英社)や相場英雄氏の『ガラパゴス』(小学館)など。受賞できるかどうかはさておき、押切サイドが狙うのは“第2の又吉直樹”だ。

 又吉のデビュー作『火花』(文藝春秋)は、累計240万部突破の大ヒット。又吉には、億単位の印税が転がり込んだといわれる。


「デキレース説もありますが、又吉さんのおかげで活字業界全体が息を吹き返したのは間違いない。文藝春秋も『火花』の大ヒットで、他部署の赤字はすべて帳消しとなり、大幅黒字で1年を終えることができたそうです」(出版関係者)

“押切本”を出版するのは、文春の最大ライバル・新潮社。「二匹目のどじょう」とばかりに気合が入るのも当然だが、業界関係者からは、すでにこんな声も……。

「モデルとして一時代を築いた彼女だが、最近はマンションをプロデュースしてみたり、農業をやったりと迷走気味だった。作家デビューは試行錯誤の末でしょう。どこまで話題になるかは未知数ですね」

 事実、同賞ノミネートの一報を聞いたネット民は「ビジネス臭ハンパない」といった声から、「文章は割とまとも。見てみたい」といったものまで、さまざまな反応を見せている。

 その一方で、“第2の又吉”どころか“水嶋ヒロコース”も懸念される。水嶋は2010年12月に「齋藤智裕」の名前で長編小説『KAGEROU』を出版。いきなり「第5回ポプラ社小説大賞」に輝いたが、話題先行の感が強く、出版直前には重大な誤植が発覚。60万部超えのヒットは記録したものの、各方面から「デキレース」と批判され、水嶋は創作意欲を失ってしまった。

「今では妻・絢香の“ヒモ”と揶揄される始末。一部では、絢香さんに家を追い出されたという報道もありました。押切さんも一歩間違えれば、集中砲火を受ける可能性もある」(ワイドショー関係者)

 以前から、なんとなく文化人っぽさを醸し出していた又吉とは違い、押切は今もギャルのイメージ。それがマイナスに作用しなければいいが……。運命は、5月16日に決まる。

最終更新:2016/04/26 12:00
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