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破滅的な状況の夏ドラマ 向井理『神の舌を持つ男』3%台転落で、芦田愛菜の二の舞いに!?

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 各局の夏ドラマが、壊滅的な状況に陥っている。従来、夏は在宅率が下がることから、「視聴率が取りづらい」とされるクール。今年はさらに、リオデジャネイロ五輪と重なって、どのドラマも例年以上に苦戦を強いられている。

 そんな中、民放プライム帯の連ドラで唯一、初回から2ケタ台をキープしていた北川景子主演『家売るオンナ』(日本テレビ系)も、第5話(8月10日)で9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と1ケタ台に転落した。裏では、リオ五輪の「柔道女子70キロ級、男子90キロ級」(NHK総合)が12.7%、福原愛出場の「卓球女子シングルス準決勝」(テレビ東京系)が8.9%の好視聴率をマーク。それらに挟撃される形で、『家売るオンナ』の視聴率が落ちたとみられる。

 現状、平均視聴率が10%を超えているのは、『家売るオンナ』、寺尾聰主演『仰げば尊し』(TBS系)、東山紀之主演『刑事7人』シーズン2(テレビ朝日系)の3作のみ。

 平均9%台では、尾野真千子主演『はじめまして、愛しています。』(同)、桐谷美玲主演『好きな人がいること』(フジテレビ系)の2作があるが、共に第3話以降、1ケタ台が続いており、ここから先の巻き返しはあまり期待できそうにない。

 一方、今クールで最も注目度が高かったともいえる、松嶋菜々子主演『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系)は初回こそ10.2%だったが、以降、第2話=7.7%、第3話=6.8%、第4話=6.4%と、見事な右肩下がり。

 向井理が三枚目に挑んでいる『神の舌を持つ男』(TBS系)は、初回で6.4%といきなりズッコケ、第2話=6.2%、第3話=5.7%、第4話=5.3%、第5話=5.3%と、こちらも右肩下がり。第6話は柔道、陸上の五輪中継に足を引っ張られてしまったか、3.8%まで落ちてしまった。民放プライム帯の連ドラでの3%台は、4月期の芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックス主演『OUR HOUSE』(フジテレビ系)が3回記録して以来。さすがに向井主演ドラマが3%台を出してしまうとは想定外で、打ち切りも現実味を帯びてきた。

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