炎上商法? 代アニLIVEステーションの「無断キャンセル」騒動 アイドル側は3月以降、打ち合わせすら一切せず
最初に聖奈からコンタクトがあったのは、3月22日。8月に予定しているライブのために会場を借りたいとメールで問い合わせがあったことから、対応した伊藤氏は空いている日を連絡。その後メールでPA・照明・ドリンクスタッフ込みで借りた場合の料金の交渉などがあった。
その上で、聖奈からは「その形でお願いします」「詳細決まり次第お送りさせて頂きます」とメールがあったという。
これに対して、伊藤氏は「ご予約を承りました」と返信した。
メールでそのような返信をしたことを「これは、明らかにこちら側の落ち度」と伊藤氏は認める。
代アニLIVEステーションでは、使用申込書に署名を記してもらうことで、正式な契約とみなしている。これについては公式サイト上でも次のように記している。
*ご注意
当ホールはトラブル防止のために口頭でのホールレンタルお申込みはお受けしておりません。
お申込みの際は、メール等で空き状況を問い合わせいただき、ご確認の上、当ホール規定の使用申込書にご記入いただく事で、ホールレンタル予約受付とさせていただきます。
「会って話をしなくては、どういうことをやりたいのかわからないし、支払いについてもどうするのかお話をしなくてはなりません」
伊藤氏は、口頭での申込みを受けない理由を、そう説明する。
ところが、聖奈からはその後連絡はなく、実際に会っての打ち合わせ、条件の確認なども一切なかったという。
ここで、代アニ側がもう一つの落ち度として認めるのは、正式に決まっていない聖奈のライブを一旦、予定表に入れてしまい、その後、消えてしまったことだ。
伊藤氏の説明によれば、スケジュールはGoogleカレンダーで管理を行っている。だが、正式な管理は、使用申込書をベースとしている。そのため、あくまで仮で入れていた聖奈のライブが一旦は予定に組み込まれた。それが、いずれかの時点でスタッフがスケジュールを整理した際に、使用申込書が存在しないため削除されてしまったのではないかと思われる。
これが、どの時期に誰によって行われたかは不明だが、伊藤氏によれば「OFFROAD」は5月に先方からコンタクトがあり交渉を実施。6月に契約書が交わされていることから、この時点では消滅していたのではないかと考えられる。
こうした事態を代アニ側が認識したのは、8月19日のこと。伊藤氏が、副支配人から「28日の聖奈のライブに花を贈りたい」という問い合わせが来ているという報告を受けたのが始まりだ。
そこで確認したところ、聖奈のホームページなどでの告知を確認。使用申込書などの書面を探したが見つからず、過去のメールから3月のやりとりを発見したのである。
「うちにも落ち度があると思いました。そこで、別のライブハウスを探し、その費用も負担するということで謝罪するしかないと思い、まずメールで連絡をしたのです」
伊藤氏は、実際に会って謝罪する準備もしていたが、その後の交渉は電話で行われたという。この時点で、聖奈と電話で話したのは副支配人だ。だが、説明と代替案を受けた聖奈は「移動したくない。なんで私が移動しなくちゃいけないんですか、最低ですね」と電話を切ったという。
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