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【W杯最終予選】キャプテン長谷部もブチ切れ! 2-0でタイに勝利も、チーム内に広がる監督不信

soccer0907.jpg公益財団法人日本サッカー協会 公式サイトより

 試合後、記者会見場に現れた日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は上機嫌だった。「ここから日本代表は、より強くなってくれると思う」と笑顔で語り、「われわれは、相手にかなりプレッシャーをかけた」と胸を張った。

 まるで強豪国に勝利したかのような発言が並んだが、相手は格下のタイで、FIFAワールドカップ2018ロシア大会を争うアジア最終予選Bグループの泡沫候補でもある。そんなタイに対し、アウェイで日本は苦戦した。2-0での勝利だったが、決して楽な試合ではなかった。その証拠に、2点を奪い、残り時間20分を切ったところで、キャプテンの長谷部誠がベンチに向かって叫んでいた。放送を担当したテレビ朝日のアナウンサーも、「長谷部がベンチに何か言っています」と指摘する事態で、解説者の松木安太郎は「『前線で疲れて足が止まっている選手がいるから、(選手を)替えるなら早く替えろ』と言っている」と説明した。この長谷部の声を受けてか、「ベンチも武藤(嘉紀)を呼びましたね」とアナウンスされたが、1人目の交代にもかかわらず、迷いに迷ってのものとなった。そのベンチの迷いはピッチにも伝わり、直後にはGK西川周作がボーンヘッドをし、警告を受けてしまう。

 試合後、ハリルホジッチ監督とは対照的に、長谷部は「個人的にも、チーム全体としても簡単なミスが多く、同点に追いつかれてもおかしくなかった」と険しい表情だった。サッカーライターたちも、長谷部の意見に同調する。というのも、現在、このグループは勝ち点6にオーストラリアとサウジアラビア、次いで勝ち点3に日本とUAE、そして勝ち点0でタイとイラクとなっている。次戦、日本はホームでイラクと戦うが、イラクは最低でも勝ち点1を取らないとワールドカップ出場が絶望的になるが、「イラクはサウジアラビアに対し、80分までは完全に勝っていた。1-2での敗戦は不運な部分もあった」(サッカーライター)。そのイラクが、日本戦に全力を注いでくる。日本も勝ち点3を取れないようだと、イラク戦後のアウェイでのオーストラリア戦にも影響が出る。イラク戦、オーストラリア戦次第で、一気にグループ下位に転落してしまうのだ。

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