日刊サイゾー トップ > その他  > “日本酒・擬人化プロジェクト”に迫る

有名蔵元も続々参加中! “日本酒・擬人化プロジェクト”「日本酒ものがたり」「ShuShu」とは一体何か!?

―― まずは蔵元さんたちに企画を説明し、キャラクター化の了承を得るという作業を、1年半進められたわけですね。

上野 そうですね。主旨をご説明し、了承いただいて、各作家さん方に作業に入っていただく、ということを繰り返していました。

―― 蔵元さんに“キャラクター化”という企画の主旨を説明するのは、ご苦労があったのではないですか?

上野 いえ、そこは思ったよりスムーズだったんです。各蔵元さんのトップを務めてらっしゃるのは30代半ば〜40代ぐらいの方が多く、かなりご理解していただけました。安易に“萌え”で括ることはせず、ちゃんと作家さんを立てつつ、お酒もしっかり立てるという企画でしたから、話しやすかったです。

1609_sake_高山妙.jpg高山妙

―― そもそもの質問で恐縮ですが、キャラクター化された日本酒はどうやって絞っていかれたんですか?

上野 基本的には、「やりたい!」とおっしゃってくれた蔵元さんから一緒にやらせてもらっています。最初にできたキャラクターは高山妙(特別純米 妙高山/妙高酒造)なんですが、妙高酒造さんに、蔵元さん同士の横のつながりを生かし、プロジェクトを紹介していただいたのも大きかったです。中には個人的な想い――スタッフの地元だったり、思い入れのある蔵元さんにアタックさせていただいたケースもあります。

■各キャラに、お酒の持つ情報をできるだけ詰め込みたい!

―― マンガやアニメのキャラクターをラベルに採用するような“萌え日本酒”は結構存在します。“萌え日本酒”とは、どう差別化を図られているのでしょうか。

吉田淳(ゲーム事業部/以下「吉田」) 蔵元さんとお話しさせていただいて、お酒がどんな種類で、どんな味わいなのかをヒアリングし、このお酒の特徴を表現するのであれば、こんな作家さんが合うだろう、「このお酒がどういうお酒であるか、またそれをどう表現するか」ということを、まず考えています。どう差別化を図るかというより、お酒の特徴をしっかりとキャラクター化し、個性を表現できれば、埋没しないのではないかなと思っています。

上野 アルコール度数や精米歩合といった数字も、キャラクターに落とし込むようにしています。各キャラクターのプロフィールも、お酒のプロフィールをベースにしているんですよ。各キャラの年齢=生まれ年は蔵元さんの創業年になっていたり、キャラの好きな食べ物も、蔵元さんオススメの“飲むときに肴として一緒に食べると美味しいもの”。各キャラは可愛い、格好いいだけでなく、お酒の持つ情報をできるだけ詰め込みたい。これから登場してくるキャラの中にはもしかしたらマッチョなキャラもいるかもしれませんし、ハイテクな製法を駆使したお酒を表現するときには、体の半分ぐらいロボットのようなキャラだって出てきてもおかしくないと思うんですよ。

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