日刊サイゾー トップ > その他  > “日本酒・擬人化プロジェクト”に迫る

有名蔵元も続々参加中! “日本酒・擬人化プロジェクト”「日本酒ものがたり」「ShuShu」とは一体何か!?

―― 日本酒は歴史が古いですし、蔵元がたくさんあり、各蔵元さんの中でも種類が多く、それぞれ味が違う。アルコールの中でも、キャラクターを立てやすいタイプといえるのかもしれませんね。

上野 そうですね、我々のキャラクターはよりそのお酒の情報を発信できるように寄せています……日本酒のラベルは漢字が主体で、シンプルで格好いいんですけど、一方で日本酒の知識がある程度ないと、そのお酒がどんなお酒なのか、なかなか想像がつかないという一面もあると思うんですよ。

―― 日本酒を飲みなれていれば、蔵元さんの名前や地方で方向性が想像できますけど、飲み慣れていない人にとってキャラクターが重要になってくるわけですね。

1609_sake_奥ノ松爽和.jpg奥ノ松爽和

吉田 単純にキャラクターが優しい表情なら、飲み口も優しい感じなんだろうな、男性のキャラクターなら、男性が好みそうな味なのかな、など。そういったところまでキャラクターに落とし込まれている事が、さきほどの差別化にも繋がってくるのだと思います。例えば「奥ノ松爽和」(奥の松 純米大吟醸 スパークリング/奥の松酒造)というキャラは発泡日本酒(発泡清酒)なんです。髪の毛の色が青色だったりするのも、爽やかさやシュワシュワ加減を表現するためだったりするんです。

上野 キャラが古風な感じではないのも、製法に新しい技術を取り入れたりしているからです。

1609_sakeakarihassaku.jpg左:八朔、右:明利

―― 逆に「八朔」(船中八策/司牡丹酒造)は男らしく描かれていますね。

吉田 そうですね。可愛い女の子や萌えキャラクターだけにせず、男らしいキャラを入れていったのも、萌えばかりに絞ってしまうと「可愛いね」だけで終わってしまいます。辛口の男性的な飲み口のお酒も多いですし、古い歴史を持つお酒を表現するのなら、おじいちゃんっぽいキャラがいてもいいと思うんですよ。

―― 逆に「副将軍」が水戸黄門に引っ張られず、「明利」(明利酒造)という美少女になっているのもいいですね。

上野 これは蔵元さんからもお話があったんです。副将軍だから水戸黄門となるのではなく「傾奇者」にしてほしいと。ですから美樹本(晴彦)さんに思いっきりやっていただきました(笑)。各キャラクターを作っていくとき、ベースになるプロフィールをかなり細かく作るんですよ。女の子で優しげな性格で、とか。

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