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「あ~もう将軍やめたいなぁ……」歴史上の偉人たちがかく語りき『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳・戦国時代』

 さらに、佳境を迎えたNHK大河ドラマ『真田丸』で堺雅人演じる真田信繁率いる真田一家についても解説しています。1586年、真田一家は天下分け目の戦いこと、関ヶ原の戦いを目前にして、徳川側につくのか豊臣側につくのか迫られます。苦渋の決断のすえに、兄の信幸は徳川側に。父・昌幸と弟・信繁は豊臣側につくことになりました。こうすれば、どちらか一方が生き残る。しかし、逆に言えば二度と会えない“今生の別れ”というべき、涙なくしては語れない逸話です。

 こちらを本書では……

昌幸「三成が家康を討つつもりらしい」
信幸・信繁「え!?」
昌幸「協力してくれないかと要請が来てる」
信幸・信繁「え!?」
昌幸「どう思う?」

というゆる~いテンションではじまるのです。まるで、漫才の台本のようですね。

 今まで、このような書きぶりの歴史の本を見たことがありません。この本は手取り足取り、説明してくれるので、まだ歴史を習っていない子供でも理解できます。ひとり語りで、講談師のような、笑って泣ける戦国時代がここにあります。

 歴史上の人物の生き方を知るのは、いろんな歴史の引き出しが重なり合うことが必要です。中学校の日本史、高校の世界史、新聞記事等、知識がミルフィーユ上に重なった時にはじめて面白いと感じるのです。

 でも、この本はそれが1冊でできるので、歴史好きが持つ、面白いという感覚をすぐに体得できます。

 教科書では読めない裏話や面白エピソードも満載です。関ヶ原の戦いで家康が何をしていたのか。なんと、150通手紙を書いていたそう! 情報戦を勝ち抜くため、さらには寝返ってほしいという手紙をしたためていたというのは、さすがは家康だと思いました。

 これは東大では習いません! 教科書で習った人が、これって友達の○○さんみたい!というような感じでリアリティを持てるんです。

 歴史をこれから学ぶ方にもぜひ読んでいただきたいです。きっと歴史を嫌いにならなくて済むと思います。買って帰ったら、ヒーローになれるかもしれません。

 私も娘のために、もう1冊買います! あっ、私まだ結婚してなかった……。
(文=たかまつなな)

最終更新:2016/10/14 14:52
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