日刊サイゾー トップ > その他  > 東方Projectの聖地「城嶺神社」の謎
【おたぽる】

霊感商法? 東方Projectの聖地をPRする「城嶺神社」の周囲に見える謎の影

 どういうことかとさらに尋ねてみると、差出人不明の、神社を東方の聖地として扱うことに反対する手紙が届いているというのだ(これは、写真であるが筆者も現物を確認)。

 では「東方projectの方」とは、どういう協議を行っているのか。それについてS氏は「株式会社香霖堂」と協議を行っているとしながらも、詳細の説明は拒まれてしまった。

 さらに、Twitterで異論反論は即ブロックを行うのは「迷惑行為は基本ブロックです」「諏訪大社で言えばカエル神事反対の人みたいな感じです」として、神社の氏子などとの相談はなく独自の判断で行っていることを認めた。

 その上で尋ねたのは、過去に情報商材の販売や、現在でも仮想通貨を宣伝していること。

 前者については「過去の話であり、現在はやっていないし、詐欺商材をやっていたわけではないので、一緒にされるのは迷惑」と語り、後者については「仮想通貨については勉強もいけない買ってもいけない、ただ怪しいというのはジャーナリストとしてもう少し勉強したほうが良いような気がします」と語り出した。

 さらに「私は手助けしたい一心で動いている」として、筆者の取材を再建の妨害とまで語り出したのである。

 いったいS氏の目的が、どこにあるのかは判然とはしない。ただ、S氏は城嶺神社だけでなくさまざまな神社にもコンタクトを取っている様子だ。前述した、別の東方の聖地である洩矢神社でも、11月にTwitterアカウントと公式サイトなるものが公開されているが、これもS氏が作成したものだ。Twitterアカウントについては当初「洩矢神社」と名付けていたものの、現在は「洩矢神社の信者の一人」に変更している。公式サイトのほうは、もう少し謎で初宮参りや七五三、結婚式などの対応も検討していると記されている。

 この神社は、あくまで地域住民が管理する小規模な神社で、常駐の神主はいない。どうするのかと思いきやS氏は、関係者に「私がやることになるかも……」と、語っているという……。

 筆者の取材の直後、S氏は突如としてアメーバーブログを削除してしまった。さらに筆者宛に「ホームページとツイッターの管理を城嶺神社の氏子総代に渡すことにしました」と、連絡が来たのである。彼自身、間違ったことはしていないことを繰り返し述べていたのだが、何か思うところがあったのだろうか。

 すでに城嶺神社の公式サイトでは、御朱印の有料頒布を告知しているが、これも今後はどうなるのか不明である。
(文=ルポライター/昼間たかし http://t-hiruma.jp/

最終更新:2016/12/09 07:15
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