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是正勧告受けた“ブラック企業”エイベックス 松浦社長の猛反論で、当局の目はさらに厳しく……?

 その主張は法律と当局が悪いと言わんばかりだが、厚労省の職員が言うように、処分が出される企業の大半は、当の社員からの苦情や申し立てがあってのもの。三田労働基準監督署は「実労働時間を管理していない」「残業代を適正に払っていない」などの指摘をしており、同社の社員から「年間数日しか休めない」という証言があったとしている。

「松浦社長は『(去年9カ月間で労基署が監督指導をした事業場8,500のうち)75%以上が何かしらの違反とみなされている状況』とも書いていますが、それは違反ではなく、立ち入り検査があったケースの割合のはずで、経営者の間違った認識も問題です」と前出職員。

「そもそも、労働時間を正確に管理しておらず、残業代が出されていないという指導は、松浦社長の反論では論点がずれていると思います。反論するならば、社員の労働時間を管理しない理由と、残業代を出さない理由を言うべきでしょう。たとえ好きで長時間労働をやっている人がいても、会社はそれを把握して対価を払う義務があって、これは法律が改正されたところで変わらないはず。好きでやっているから管理も報酬も必要ない、というなら、それこそブラック企業になってしまいますね。個人的な考えですが、そんな滅私奉公をさせたいなら、社員に組合を作らせないとフェアではないですよ」(同)

 もちろん、エイベックス社員にも「健全に働けている」と証言する人はいるが、労基署には社会正義に燃えている監督官も多いといわれ、前出職員が言うように、社長の反論が、より厳しい監督を招くことになるかもしれない。

 何しろネット上では「今の時代に合ってないのは、松浦社長の労働観のほう」「労働基準法は企業のためにあるんじゃなくて、労働者の健康保護のためなのに」という批判も上がっている。

 こうした反応を見れば、松浦社長の主張により、むしろ会社の姿勢を疑われているようでもある。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2016/12/27 12:00
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