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週刊誌スクープ大賞

小池新党「都議選圧勝」の未来──“ウルトラタカ派”は国政進出で、どう振る舞うか

小池新党「都議選圧勝」の未来──ウルトラタカ派は国政進出で、どう振る舞うかの画像1「週刊ポスト」(3/24・31号、小学館)

今週の注目記事・1
「小池新党 呆れるほどの圧勝!!」(「週刊ポスト」3/24・31号)
「『小池』都知事に突き刺さったブーメラン」(「週刊新潮」3/16号)
「豊洲移転にも森友学園にも日本会議にも連なる小池百合子の『父』怪人脈」(「週刊ポスト」3/24・31号)

同・2
「NHK『ガッテン!』を信じるな」(「週刊文春」3/16号)

同・3
「『森友学園』の火薬庫」(「週刊新潮」3/16号)
「安倍晋三記念小学校『無礼オバハン』と昭恵夫人の嘘」(「週刊文春」3/16号)

同・4
「ともに自民党…妻子ある中川俊直が前川恵と重ねる『真夜中の密会』」(「フライデー」3/24号)

同・5
「三越伊勢丹社長[大西洋氏]『突然クビ』の全内幕」(「週刊現代」3/25・4/1号)

同・6
「阪神主将『福留孝介』の範の垂れ方」(「週刊新潮」3/16号)

同・7「『愛子さま』の拒食症が打ち砕く陛下『生前退位』構想」(「週刊新潮」3/16号)

同・8
「ついに視聴率4%フジ『フルタチさん』どうする? 古舘さん」(「週刊新潮」3/16号)

同・9
「ヤマト・佐川に潜入3カ月私が働いてわかった『仁義なき宅配』」(「週刊ポスト」3/24・31号)

同・10
「二階堂ふみがイケメン映像作家と半同棲」」(「フライデー」3/24号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 春が近いというのに、週刊誌の世界はまだ木枯らしが吹いてる。春は名のみ「早春賦」である。

 現代とポストは合併号だが、力の入っているのはSEXYグラビアだけ。現代の巻頭は「上げ上げの日本経済」と銘打ち、ついに春が来た、株価は2万円どころか3万円にと、なんの根拠もない浮かれ記事をやって、一人で酔っているようだ。

 トランプの120兆円公共投資で日本企業はウハウハ、賃金が上がる、給料も上がると一人酒盛り状態だが、勝手に浮かれとれ!

 それに、こんな時代でも上がると「全国優良マンション 実名ベスト200」なる特集もやっている。こんな時代だと、自ら冒頭の特集を否定するようなタイトルをつけ、マンション名を出したからといって誰が読むんじゃ。実名を出されたマンションの住民がニヤニヤするだけだろう。それに、上がっても売って出ていくことなどできないのだから、なんのための特集か。せいぜい不動産屋が、お客に「現代でここあたりは値上がりすると書いてます」と、売り込むときの宣伝に使われるだけだろう。

それに毎度毎度、この薬は飲んではいけないワースト50なる特集を組み、私が常用しているロキソニンやデパス、ハルシオンが上位4位以内に入っているのも、感心しない。認知症もうつにも、もうなっとるわい。今さらやめたから認知症が治るわけでもあるまい。ほっといてくれ。

 とまあ、グダグダいってきたが、現代だけではなく、週刊誌が総じて低調なのは困ったものだ。最初はフライデーから。二階堂ふみがイケメン映像作家と半同棲しているという。

「三軒茶屋や下北沢といった若者の街を好む二階堂ふみ(22)が、この日は都内屈指の高級住宅街を歩いていた。胸元には、真っ赤なセーターを着せた柴犬が抱きかかえられている。その横には丸メガネをかけた長身のイケメンが寄り添っていた。地面に下ろすと、柴犬は大ハシャギ。二階堂がその様子を愛おしそうに見つめ、つられてイケメンも笑顔になった。時折、顔を見合わせて笑う二人。幸せな光景だ。散歩を終え、マンションに戻ると、事務所の送迎車が近くで待っていた。二階堂はそのまま車で仕事に向かったのだが、イケメンは、柴犬を連れてそのマンションの中へ入って行った。実はここ、このイケメン──一昨年まで人気ファッション誌『メンズノンノ』でモデルを務めていた米倉強太(22)の自宅マンションなのだ。『米倉はモデルをするかたわら、多摩美術大学で映像を学び、映像制作会社を起業した映像作家です。二階堂は坂口健太郎らメンノンのモデルと親しくしていましたから、その線でつながったのかもしれませんね』(芸能プロスタッフ)」(フライデー3/9(木) 7:30配信より)

 猫の恋は春の季語。春よ春、春南方のローマンスなんて無声映画の弁士のセリフもありましたな。私にも「春雨じゃ、濡れて行こう」なんていう相手がほしいものだ。

 ところで「世界」4月号を読んでいたら、元TBSのディレクターで素晴らしいドキュメンタリストの「お春さん」こと吉永春子さんが昨年11月に亡くなっていたことを知った。享年85。石井部隊を追った「魔の七三一部隊」が有名だ。小柄だがその迫力に、ガキだった私は何もいえず、頷いてばかりいた。

 彼女には、ずいぶんお世話になった。ロッキード事件のとき、蜂の一刺しで有名になった榎本三恵子を、吉永おばさんが匿っていた。会わせてくれと頼んだら、「仕方ないね、あんたじゃしょうがない」と引き合わせてくれた。

 宇野宗佑を総理の座から引きずり下ろした中西ミツ子と3人で、赤坂TBS近くの店でよく飲んだ。もっと話がしたかった。安倍首相がごり押ししているとんでもない悪法「共謀罪」に、お春さんだったら黙っていないだろう。また一人惜しい人を失ってしまった。

 先週も触れたが、宅配便業者の最大手、ヤマト運輸がセールスドライバー(SD)たちに長時間の残業や過酷な労働を強いていたことを認め、巨額の未払い残業代を払うことや、仕事の見直しをすることを発表した。

 ポストで『仁義なき宅配』を書いたジャーナリストの横田増生が、ヤマト運輸のセールスドライバーの過酷な日々を書いている。1日の取扱個数は約250個。朝8時から夜の10時半まで働き、その間、休憩時間は15分。ヤマトはドライバーが会社の財産などといっているが、現状の改善を訴えても、その声が本社に届くことはないという。横田がヤマトの旗艦センターである羽田クロノゲートでアルバイトとして働いた1カ月間、クール便の仕分けをやったらしいが、夜10時から朝6時まで働いて夜間手当を含めて日給は9,000円に届かない。

業界のシェア50%を握るヤマトの1個当たりの平均運賃単価は740円台だったが、それが570円台まで落ちてきているという。

 中でもアマゾンからヤマトが受け取る運賃は300円前後で業界最安値の水準。それに取扱個数は3億個前後で、ヤマトの2割を占めるという。

 こんな状態が続けば、物流はパンクし、モノが流れなくなることは間違いない。快適な通販生活を送るためにも、われわれが適正な負担をすることは避けられまい。

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