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週刊誌スクープ大賞

小池新党「都議選圧勝」の未来──“ウルトラタカ派”は国政進出で、どう振る舞うか

テレビも週刊誌にも健康についての情報番組や記事があふれているが、どこまで信用できるのだろうか。文春はその手の老舗番組NHKの『ガッテン!』(『ためしてガッテン』を改名)を信じるなという特集を組んでいる。

 2月22日に放送された「最新報告! 血糖値を下げるデルタパワーの謎」で、睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができると放送し、3月1日の番組冒頭で、小野文恵アナが「行き過ぎた表現があった」と謝罪した。睡眠薬で糖尿病が予防できるなら、私は糖尿病になっていないはずだ。だが、これだけではなかった。

 番組で大阪市立大学医学部付属病院の稲葉雅章医師が、「糖尿病の患者さんも気楽に(睡眠薬を)飲んでいただいてもいい」と推奨し、カメラがたびたび「ベルソムラ」という商品をアップにして映していたという。この薬はMSDというメーカーの薬で、ここの公開情報を見ると、稲葉医師はMSDから原稿執筆、講師謝礼をもらっていて、彼が教授をしている大学にも寄付金200万円が支払われていた。稲葉医師とMSDは利益相反(一方の利益になると同時に他方への不利益になる)の関係にあるようなのだ。それ以外でも、コラーゲンが床ずれで損傷した皮膚を回復する、大腸がんの内視鏡検査に美肌効果があるなど、怪しげな健康情報を同番組は垂れ流してきたと、文春は批判する。

 以前は、収録から放送まで時間をかけ、何重にもチェックする体制をとっていたが、それが全部抜けてきてしまっていると、この番組の立ち上げから18年間携わってきた元専任ディレクターの北折一が嘆いている。

 一方で文春は、納豆が脳卒中リスクを30%減らし、乳がん、前立腺がん発症リスクを下げるという特集を組んでいる。

 納豆で思い出すのは、フジテレビ系の情報番組『発掘! あるある大辞典II』で「納豆がダイエットに効果的」と紹介し、後にこれがやらせであったことが判明して番組が打ち切りになったことだ。確かに納豆に含まれるナットウキナーゼは血中の血管を詰まらせる血栓を溶解する力があるといわれる。私もほぼ毎日食べてはいるが、がん細胞まで死滅させるといわれると? である。氾濫するこうした健康情報は、話100分の1ぐらいに聞いておくのがいいのではないか。

 ところで小池都知事と石原慎太郎のバトルが続いている。やや石原寄りと思われる新潮が、環境基準の79倍のベンゼンが検出されたと発表した豊洲の地下水モニタリング調査をした業者が、都議会の特別委員会で「都に指示され、適切ではない方法で採水を行った」と爆弾発言したと報じている。調査するためには、溜まっていた水には雨水なども交じっているので取り除く必要がある。これをパージというそうだが、それまでの調査ではパージの翌日以降に井戸に溜まった純粋な地下水を分析していた。

 だが今回、1カ所の井戸ではパージした水をそのまま分析に回したというのである。

「これでは、採水条件が異なる場合は、過去の調査結果との単純な比較は困難となります」(京大大学院の米田稔教授)

 こうしたことに丁寧に答えているのだろうか、小池知事は。ポストは7月2日に行われる東京都議選を予測し、小池新党が呆れるほどの圧勝をするという特集を組んでいる。3人区で自民も民進も落選。8人区で自民がゼロになり、小池新党は最大62議席を獲得するというのだ。自民が最大で31、公明が22だから、一躍小池新党が断然の第一党に躍り出る。ポストは、これを境に、国政選挙でも同じことが起こり、安倍一強時代は終わりを告げるというのである。

 だが、小池はいまだに自民党であり、それも石原慎太郎と同じウルトラタカ派である。今はその牙を隠してニコニコしているからわからないが、彼女の仮面の下の顔が暴かれれば、小池の快進撃はどこかで止まること間違いない。ポストは持ち上げておいて、小池の父親がどういう人物で、どういう人脈があるのかをかなり詳しく追いかけている。

 小池が高校生のころ、自宅は兵庫県芦屋にあった。父親・小池勇二郎の書生として住み込んでいたのが、後に東京都副知事になる浜渦武生、その時代によく出入りしていたのが、内閣官房副長官になる鴻池祥筆であったという。

 父親は、ポストによれば、

「戦時中、スメラ塾という右翼結社に参加していた勇二郎氏は『第三世界』『民族独立運動』など超国家主義思想に傾斜し、戦後、神戸で貿易商を営んでエジプト、サウジ、クウェートなどアラブ諸国を何度も訪問して各国の大臣クラスに太い人脈を築き、石油の買い付けにも成功する。当時のアラブ世界では名が通った日本人だった」

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