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株主総会対策!? フジが新人事案発表も「結局、日枝会長の院政かよ」と批判の声

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 低迷の続くフジテレビが6月の株主総会を前に、新人事案を発表した。

 今月9日、役員会議を開き、亀山千広社長(60)が退任し、後任にBSフジの宮内正喜フジ社長(73)が就任する人事を内定。6月の株主総会で正式に決定する。

 亀山氏といえば、『踊る大捜査線』シリーズを手掛けた辣腕を買われ、社長に就任したものの、目立った功績はマンネリ化が叫ばれていたタモリの『笑っていいとも!』に終止符を打った程度。視聴者のフジ離れは、もはや笑えないレベルにまで達していた。

 さらに、同局の“ドン”である日枝久会長(79)の退任内定も併せて公表。持ち株会社「フジ・メディア・ホールディングス(FMH)」の会長職も退くという。

 市場関係者は「11日に発表したFMHの決算も芳しくなく、6月の株主総会は大荒れ必至。亀山氏や日枝氏の責任を追及する株主の声は日増しに大きくなっており、このままいけば暴動に発展する可能性もあった。その前に形だけでも改革をアピールする必要があったのだろう」と語るが……。

 よくよく聞いてみると、亀山氏はともかく、低迷の“元凶”とされる日枝氏は会長職こそ退くものの、今後は取締役相談役に就くという。局内関係者が明かす。

「亀山さんの後任の宮内氏はバリバリの日枝派。会長職にないだけで、日枝氏がフジに強い影響力を持つことに変わりはない。局内では『院政になっただけ』と諦めムードが漂っていますよ」

 当初、後任をめぐっては、遠藤龍之介専務(作家の故・遠藤周作氏の息子)を筆頭に亀山氏と同世代の名前が飛び交っていたが、結果的に60歳の亀山氏から73歳の宮内氏と世代交代とは真逆となった。

「世代交代はワンクッション置いてから」(スポーツ紙記者)という見方もあるが、その一方で「すべてにおいて最後にGOを出すのは日枝氏。彼がいる限りフジは変わらない」(同局関係者)という悲観的な意見も多い。

 フジの番組は軒並み低迷。看板の“月9ドラマ”は消滅危機を迎え、『とんねるずのみなさんのおかげでした』や『めちゃ×2イケてるッ!』もリストラ候補に上がっている。

 新社長はその辺りに大ナタをふるうことが期待されるが、前出の通り宮内氏は日枝氏の子飼い。

「とんねるずは日枝氏と良好な関係を築いており、『フジ躍進の功労者』という位置付けは変わらないだろう。月9ドラマもフジの看板という自負が強い。強いて挙げるなら、危ないのは『めちゃイケ』だろうが、宮内氏の任期は2年限定と言われる。わざわざ禍根を残すようなことをするかどうかは不透明だ」とは業界関係者。

 結局は何も変わらない!?

最終更新:2017/05/15 11:30
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